「莉李奈~!!」
「ぅわっ!!何!?桃!?」
親友の桃が抱きついてきた
「聞いて!!あのねっ」
「ちょっ!!声大きいよ!!」
いくら放課後の学校とはいえ、部活やってる人いるんだから~
「あっ、ごめ」
桃は口を押えた。
「でもねっ!!ビックニュースなの!!」
桃は明らか興奮してる
「何々ー??」
私も興味津々に聞いた
「じ・つ・わ~・・・・。昨日、祐太としちゃったの~~♥」
「……えっ?」
桃の衝撃発言に一瞬時間が止まった
「だから~えっちしたの♥」
「……………………」
「莉李奈??」
「えぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~!」
桃は私の反応をみてクスッと笑う
「えっ!?だって!!えっ!?」
「もー莉李奈ったら驚きすぎ!!」
動揺を隠せない私に桃が言う
「昨日、祐太ん家行ったらそれらしいムードになって…」
それらしいムードって何!?
桃が祐太と…。
あの二人はバカップルで有名だったからいつかはこうなると思っていたけどまさかこんな早く…。
「まさか莉李奈…“こんな早く…”とか思っちゃってる??」
桃が私の心を見透かしたかのように言う
胸がドキッとはねる
「お、思ってない!!」
「も~莉李奈ったら分かりやすいんだから~。あのね?私と祐太も遅い方なんだよ??この学年でバージンなの……莉李奈ぐらいじゃない!?」
桃がからかいながら言う
「そ、そんなことないよ!!みんなだってまだ…」
「さぁ~どうでしょうね~」
えっ。高校2年生になるとみんなもうバージンじゃないの!?
急に不安になる
「まぁー莉李奈もいつかそうゆう人が現れるよっ!!」
桃はフォローのつもりで言ったのかもしてないけど
ぜんぜんフォローになっていない…
私はさっきの桃の話を考えながら一人で家に帰っていた。
ビュー――――
「わっ!!びっくりした!!風つよっ!」
風邪で乱れた髪を直す。
「あっ!ねぇ君!!いいところにいた!!」
知らない男の人に話しかけられた
私はびっくりして目を大きく見開いてしまった
…なぜならその人があまりにも美形だったから
「あははっ、そんな驚かないでよっ。怪しい奴じゃないからさっ」
男の人はアハ八ッと歯を見せて笑った。
…こんなきれいに笑う人、初めて見た
「あっ!そうだ、忘れてた。ちょっとコレ持っててくれる?」
男の人は私に来ていたスーツの背広とかばんを渡して私達の隣にある川の中に入って行った。
「えっ!?ちょっ!!何してるんですか!?」
男の人は私の声が聞こえていないのかなにかを黙々と探している
「……この荷物」
渡されたって事は持っておいた方がいいよね?
私は近くのベンチに腰かけて男の人が戻ってくるのを待った