しばらくぶりの更新となってしまいました。
東京では昨日、桜の開花が発表されましたね。
一夜限りの東京タワー桜バージョン
暑さ寒さも彼岸まで」といいますが
ポカポカと暖かい日がだんだん増えてきました。
春と秋のお彼岸に
お墓参りに行くのは何故なのでしょうね。
仏教では、悟りの世界を彼岸(ひがん)、
私たちのいる世界を此岸(しがん)と言って
彼岸は西に、此岸は東にあるとされているそうなんです。
だから
太陽が真東から昇り、真西に沈む秋分と春分は
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなる日という事で
先祖供養をするようになったのだそうです。
この歳にして「ふーん」な情報でした。
木工職人の現場にも不思議な専門用語が
たくさんあるんですね。
先日工房で教えてもらったのは
「イモ」と「トメ」。
角材を直角に組み立てるとき
切断面を90度にして組み立てることを
「イモ」または「イモ継ぎ」といい
切断面を45度にして組み立てることを「トメ」というそうです。
「トメ」は何となくわかるのですが
なぜ「イモ」なのか・・・
いくら調べてもわかりません。
あまり手間のかからない単純な方法という事ですが。
「トメ」も45度以外の接合の場合は
「生留め」とか「あほう留め」と言うらしく・・・
なぜ「あほう」???
親方に「カネを出せ」と言われても
カツアゲのことではありません。
カネは、カネ尺(L字型の金属製の定規)が由来で
直角のこと。
「正確な直角にしなさい」という事ですね。
うーん!外国語のようです。
まだまだ不思議で楽しい用語がありそうなので
また紹介してみたいと思います。
最近製作した大型什器。モニターがセットされます。
丸く加工した角は坊主面というそうです。ツルツル!