思い出の宝箱は開けないで

見知らぬ番号から電話があってね。

誰～

と思いながら取ると

十代の頃に仲良くしてた男の子からだったの。

マジありえないでしょ～ってぐらい久しぶり。

彼とは何度かクリスマスカードやら年賀状のやりとりをしていたのだけど

ある年を境にプッツリと途切れて音信不通に

それから大分経つのかな～

あ、

最後に会ったのは確か20年前だ…

とにかく気が遠くなる程昔のこと。



なのに、なぜ君は今日電話してきたのかい？




話の内容は『久しぶり～元気～？』

とたいしたことではなく

たった数分で電話を切ったのだけれども

私の携帯の番号をずっと覚えていて
突然かけてみたというのです


そういえば

彼がその頃私を好きでいてくれたことは知っていたし

私もそう悪い気はしてなかったから

仲良くしててすごく楽しかったんだよなぁ～


でも

こういう淡い昔の思い出は

宝箱にしまっておいた方がよいと思うんだけどな。

思い出したように宝箱を開けるのはやめた方がよいと思うのに

宝箱を開けるのはいつも男性の方じゃなあい？

そんなことを思った日曜日の夜@病院

消灯だ

おやすみなさい

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