EVERY DAYS
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新たな力、失うモノ。




彼女が時間を止めてから少し沈黙が続いた。
俺は、彼女の歩く後ろをただただついていくだけだった。

「ここよ…」

彼女は小さくつぶやくように言った。

ここは学校からすぐの喫茶店だった。俺も友達と何度か来たことがある。

「この喫茶店が何?」

「ここに能力を与えてそして監視するための第三者がいるの」

「第三者って?」

「会ってみればわかるわ」

二人の小さな沈黙を破るようにドアのベルがなった。
カラン♪カラン♪

「やぁ、待ってたよ」

そこに待っていたのは喫茶店のマスターだった

目覚めの日 Part5


俺は(えっ!!)と思った。

彼女は、モジモジしながら指定された席についた。

「よろしく…」

少女は小さな声で俺に手をさしのべてきた。

「あっ…よろしく。」

俺はその手を握った瞬間、まわりの動きが止まった。
「えっ…なに??」

「あなた、昨日死にそうになったこと覚えてる??」

「おっ覚えてるけど…なにこれ。」

「これが私の能力なの。」

「能力??なにいってんだよ。」

何をいってるのかまったくわからなかった。

「そっかぁ…まだ目覚めていないのね。」

「なにいってんだよ。」

「まぁ、ついてきて」

俺は少女に言われるがままについていった。

これから俺が目覚めることなんて全然知らなかった。
目覚めの日 終わり

目覚めの日 Part4


なんで、あの少女が転校生なんだ!?俺の頭はパニック状態におちいって、ぐらぐらいってきた。

「えぇと、じゃあ名前書いて」

先生が少女にチョークを渡した。

カツッカツッとチョークの音が鳴っている。
そんなことよりも俺のこの状態をどうにかするために、落ち着いて整理することにした。

「名前は谷口由佳と言います。父親の仕事の都合で家族で引っ越してきました。よろしくお願いします。」
少女が自己紹介をしているなか、俺は自分のことでいっぱいだった。

「おい、勇樹!!…勇樹てば!!」
後ろから健一が話しかけてきた。

「えっ!!あっ、あぁなに??」
俺はちょっと挙動不審な感じになって答えた。

「なに、お前びっくりしてんだよ。」

健一も少し俺に驚いたようなそぶりをしていた。

「いやぁ、あの子さぁ昨日みかけたんだよなぁ」

俺は昨日の一部だけ健一に教えた。

「そうなの!?へぇ~、てかあの子、谷口さん??かわいくね??」

健一の目が光って見えた。
「あぁ、そうかもなぁ」

俺は今そんな状況じゃないってば!!と思いながら答えた。

「なんか、のんねなぁ…まぁいいや。」

健一はさすがに残念そうだった。

「それじゃ、谷口の席は…工藤の隣が空いてるからそこに座ってくれ。」

先生は俺の隣の窓側の席をしめした。