父親の暴力からの開放、平穏な暮らしを手に入れた彼ら。

でも、世の中には父親以外にも理不尽で理解不能な集団が存在しており、

彼らの平穏な暮らしの邪魔をする。

やっと幸せになれそうだと思ったらまた父親が邪魔をする。

 

もう幸せになるのを諦めてしまいそうになる。

自分は幸せになってはいけない人間なのかもしれないと思う。

 

でも彼らは理不尽を許さないし、平穏な暮らしの継続をあきらめない。

とにかく屈しない。諦めが悪い。

彼らは前向きで、何よりユーモラスなのだ。

 

理不尽を嘆いているだけでは何も変わらない。

幸せをあきらめても状況は変わらないだけ。

状況を変えるのは勇気のいることで、自分ひとりではできないかもしれないけれど、

誰かとならできるかもしれない。

 

フーガとユーガがそうだったように。

 

表題 フーガはユーガ

作者 伊坂幸太郎

発行 2021.10

読了 2022.7