普通
普通というけれど
その普通が
沢山の小さな偶然に
支えられていることを
案外
人は知らない


私自身だって
それに気付いたのは
結婚した
約十年前


普通に
問題無く
生活している人ならば
多分
一生気付かないまま
生きていけること


それなら
それで
気付かない方が
幸福に生きられる


何故なら
偶然がいかに
不安定なものか
みんな知っているから


だからこそ
偶然の積み重ねと
気付いた
その瞬間から
幸せな偶然が
いつまで続くのか
不安に押し潰されそうに
なるのだ


普通という名の
幻に
人は惑わされ
生きている


そのことに
私は気付いてしまった


もう普通に…
憧れはあったとしても
普通だと
感じることは出来ない


真実を知ることは
必ずしも
幸せではないことを
どれだけの人が
気付いているのだろうか?