人はみなそれぞれ正しいと思っているし、それはその通りだと思う。
ところで「人のふり見て我がふり直せ」という諺があるが。。
けれど、見ていてもなかなか「自分事」と捉えらる人は実は少ない。。
そして絶対的善は存在しない。
そして誰もが「自分が出来る事が他人は出来ないという事が実感として分からない」。
極端な例なら思い遣りを示せても、
自分とは違う立場の人の事を想像する事がなかなか難しい。。
これは勿論、自分自身の事を含めて申し上げている。
例えば、トイレットペーパーやガソリンや食糧や株を買占めないあなた!!
それは本当に素晴らしいし正しい!!
みんなの為に!ありがとう!
けれど、例えばガソリンを買っている人の中には、
家に動けない障害者を抱えていて、いつ何があるか分からない危機感を感じている人もいるだろう。。
それは傍からは分からない!
トイレットペーパーを買占めないあなた!!それは正しいだろうし素晴らしい!!
けれど、そう買い急ぐ可哀想な年寄り達を見た!
片手にトイレットペーパーを。
片手に大人用オムツを持ち、
幼児よりゆっくりな歩みで帰る老人達を。。
食糧を買いに走っている人の中には、ホームレスの支援をしている人もあるかも知れない!!
その人は、誰か別の人から見れば「チャラチャラしていて自分本位」な人に見えたとしても、
人知れず活動し、
「遠くの地の津波の被災者何万人は救えない」けれど
「目の前のホームレス10人」の為に支援しているのかも知れない。。
それは傍目には決して分からないかもしれない。。
仮に百歩譲って
ある人が「自分だけは生き残らなきゃ!」と頑張っていたとしても、
実はその人には五人の幼い子供がいて
「今、死ぬ訳にはいかない!」と思っているのかもしれない。。
それは津波の中で「生き延びよう」としている人と、
どっちが「尊いか?」は、
愚かな私には分からない。。。
賢いあなたは
「何故考えれば分かるものを!」
「なぜ我先に等と!」
「なぜ気がつかないのか??」と悲しい気持ちになるかもしれない。。
それは正しい!
けれどそれはあなたが「賢い」だけであって、
みながあなた程賢くはないのだ。。
一昨日、スーパーで見たお年寄りは、お店の台車が通るのを自分が妨げているのにずっと気づかずにいた。
けれどそれを見てハッとしたのは、
老いる、とはこういう事なのだ!という事。。
若くていろいろ見渡せる私達には未だ想像も付かないが、
いずれは誰もにやってくる「老い」とはこの事なのだろう。。
デマに煽動される人々を見て、
賢いあなたは不思議に思うかも知れない。。
けれど、それすら「自らの不安感、危機意識」に従っている迄で、
それは「何故2×2が分からないの??」と三歳の子を嘆いたり、
「何故シャツのボタンが掛けられないの??」と指の不自由な人に呆れたりするのと、
実は大差がないのかも知れない。
ましてや見た目が三歳、とか
指が不自由だと
分かり易ければ、
みんなが理解しやすいが、
見た目が20才なのに、とか
指は揃っていれば、
多くの人には理解し難く見えるかもしれない。。
100mを6秒で走る人から見たら、
あなたが何故7秒でも走れないのか実感として理解できないのと同じなのかも知れない。。
一億円を寄付したというタレントからしたら、
あの人が100円のパン一つ買うのに事欠いているか実はわからないかも知れない。
それぞれの実状や能力、持てるものは「みな違う」。
若し「責め」「裁いて」「良くなる」のだとお考えなら、
それも良いのだと思う。。
しかし私には分からない。。
一つ思うのは、
「そうだよね、分かるよ」と理解してあげれば、
人は心を開きやすいし、
そう優しさを投げかけて貰った人は、
また誰かに「優しさ」を伝えていき「易く」なるのではないかしら??
ということ。。
どんな凶悪犯罪を犯した人も、
あの時、もし誰かに
「おめぇは間違ってんだよ!バーーカ!あったま悪りぃ~な!」と言われた事から心が荒み始めたのかもしれないし、
あの時、もし誰かに
「大丈夫??どうしたの??」と笑顔で声掛けられたら!!
人生変わっていたかもしれない!
勿論、TPOに於いて
それぞれ「一番望ましい理想像」は、
あるんだとは、
思います。。
けれど、個人個人
「責め裁く」事は、
戦時中の「非国民」と責める事と、
あまり違わないように、
思えて仕方ありません。。
勿論、理知的で理想的な
あなたの態度は素晴らしいです!!!
だからこそ、
どうぞ「寛容さ」と「思い遣り」をどうかお願いしますね♪
一寸伸びる草と
一尺伸びる草とでは
天井が違い、
人のそれぞれの「義」は誰も計る事が出来ず
「定義」しても仕方なく、
また「議論」によって決まるものでもないと、
愚かな頭ながら
思っております。。
愛が行き渡りますように。。
あなたが願うのと同じ思いを
違う方法で
願っております。。。