またまた職場での出来事
職場には、自力で歩行・立位・座位を保つことが難しい場合や、身体状況によって、ストレッチャーのようなものに寝たまま入る「特別浴」といわれるものがあります。
寝たまま入ることが出来るお風呂です。
これを聞くと、「どんな時もお風呂にはいれるのね!」と思われるかもしれないけれど、ここではそうではなかった。
まず、スタッフによる湯船に入れるかOr入れないか選別がある・・・
①便失禁がある場合(今現在はなくても過去も含む)
②体重が軽くて浮く場合
③ジッと寝ていることができない場合
④本人が嫌がる場合・認知症で介護拒否がある場合
以上に当てはまる場合は、実質「シャワー」のみ、つまり湯船に入れてもらえない。
本当にショックで、怒りすらおぼえた。
何のための特浴?
「なぜ、湯船に入れないのですか?」と聞くと、これまた理解できない言葉が返ってきた。
「○○さんが△△しろって」
「だって、湯船で便が出ちゃったら、お湯を全部取り換えなくちゃならないから」
「体が軽いと浮いちゃって大変でしょ?」
「○○さん、機嫌悪いし暴れるじゃない?」
ショックで倒れそうになった。
えっ?あなたは○○さんの言う通りにしかできないの?
体が浮いてしまうのなら、浮かないようにはどうしたらッて考えたりしないの?
便が出たら、湯船交換すればいいだけじゃないの?
電気代や水道代が心配なの?ほかで節約できない?工夫できない?
そもそも見えないだけで、尿失禁しているかもよ?
お風呂拒否する理由、介護拒否する理由は考えたりしないの?
そして、「○○さんは湯船に入らないと機嫌悪いから入るよ~」と本人の前でのたまう。
なぜ、こんな風になってしまったのだろう。
あまりのひどさに、上司に伝えたところ
「ちゃんとやっているって介護スタッフも、介護長も言っている」と。
すごく嫌な顔をされた。
「どうせお前は風呂入れしないだろ?口出すな」と言わんばかりの顔だった。
私、おかしい?
身体にとってもよいことだし、ただただ お風呂を満喫してもらいたいだけなのに。