職場は 相変わらずの人手不足。
介護スタッフの離職が止まらない。
上司は引き留めることはせず、すんなりOKを出す。
「もう、やめる決心がついているだろうから止めても無理でしょ?」と。
でも、人員補充されるわけでもなく、いるスタッフで何とかしなくてはならない。
正直、業務をこなすだけで精いっぱい
しかも最低限の業務
上司は何か改善策を考えようとするわけでもなく、ただただ忙しいアピールをしているだけ。
そして命令をする。
「○○してください」
しかも紙面で。
根拠もなく、ただ一方的。
スタッフの意見を聞こう、皆で話し合おう という気は 無いらしい。
そして、介護スタッフの不足を他部署で補い始めた。
今日、とても残念なことがあった。(排泄について)
昼食だからと、入居者が続々と集まってきた。
要介護4の男性、スタッフに連れられて席につく。
手指消毒をしようと手に触れた瞬間
「えっ?」目を疑った。
手が黄ばんでいる。爪が茶色い。
弄便したのだろうとピンときた。
しかも、時間がたって乾いた状態。
洗っても、こすってもなかなか落ちなかった。
弄便行為をどうこう言うつもりはない、ただ、昼まで誰も気が付かなかったのだろうか?
起床時、朝食時、臥床時、リハビリ時、排せつ交換時、接した時間があったはずなのに。
食事をするのに手に便がついているなんて、最低。
この件を伝えると、
「○○さん、弄便するんですよ、いやになっちゃう」
「人がいないのに、困ります」
介護スタッフが文句を言っていた。
私は呆れて言葉が出なかった。
そもそも、弄便をするには理由がある。
たいがいはオムツについた便が気持ち悪くて触ってしまうことが多い。
なぜ、こうなってしまうのか、理由を考えないことがとても残念だった。
その人の排泄パターンは?
弄便する時間帯は? 排泄介助に入る時間は適しているのか?
排便コントロールはできているの?
弄便行為に文句を言う前に、
人手不足を言い訳にする前に、
もう一度、自分の行動を見直してみればいいのに。
そもそも、スタッフが潤っている介護施設って あるのだろうか?
皆、人手不足の中、試行錯誤しているのではないのかな?
各部署が無い知恵絞って あれこれ対策を考える。
なんだか本当に疲れます。