命の対話師まつだまゆみです。






夢を見た。




いつになく生々しい夢だった。




私は過去の人生の分岐点に次々と降り立つ。


 


視点は幽体離脱して、少し上の方から自分のその場面を見ているイメージ。



夢だと少しばかり不思議な設定になっていたりすることがあるけれど、その夢は紛れもなく自身の記憶そのままで。



過去を客観的に追経験するような感じ。









しかも、今の私が過去の私にアドバイスできるというミラクルな条件。




人生における過去の分岐点では、後悔も変えたい事実があったりするもの。




ありえない、と思いつつも戻ってやり直せたら…過去の自分にこっちを選べ!って言ってやりたい。




人生をやり直せたら…なんて考えたりもした。










けれど、夢とはいえ生々しい感覚でその場に立ち、権利を得てみてわかった。




今の私には変えたい過去はなかった。




その場面で「こうしていたら…」とは確かに過ぎる。




でも間違えたから、痛い想いをしたから経験できたことが山ほどあって。




その経験をしたからこそ、得られたものが沢山あって。




それを全部持った私が"今の私"なんだなぁ…と思い知った。







そう思うと未熟で愚かな私も愛しくて。




客観的に見ても私はその時々で精一杯生きているのを感じた。




そのことを噛み締めながら、過去の私に声を掛けるとしたら?





あなたは頑張ってるよ。



私はあなたの絶対的味方だよ。



いっぱい悩んで、失敗しても、私はあなたが大好き。



それに、ちゃんとどうにかなるから!笑



だった(笑)











何一つ事実を変えようと思えなかった。




何かひとつでも違ってしまったら、夫とも出逢わずに息子は生まれなかったかもしれない。





今いる大切な仲間たちとも出逢っていなかったかもしれない。





そう思うと、今の自分の存在が愛おしい。





恥ずかしいと思える価値観を持っていたり、痛い失敗もした。




あの時こうしていれば!なんて無数にある。




もちろん、幸せに感じることも嬉しいことも沢山あった。




そのどれも変えてしまおうとは思わなかった。




いや、変わっても良いのかもしれないけれど。




夢の中で過去に遡って自分を見てみて、ひとつひとつの出来事や後悔さえも全て肯定できるものだって思えた。




なんだかとても優しい旅だった。




今の自分で過去の自分を癒しに行ったような。




不思議なタイムトラベルな夢。








目覚めた時に、胸の奥がとてもあたたかくて。




こんな私のことを嫌いで、大したことない!なんて二度と思えないなぁとしみじみ。




こうやって過去を振り返って癒すことができるんだなぁと思う。




それは誰かにやってもらうことではなく、自分でないとできないことなのかもしれない。




そのきっかけ、コツみたいなものをお伝えできたらなぁと思う。




私自身の経験で得たものを、命の対話というセッションを通してお伝えしていく。




それは私自身の存在自体や、背中で示していくものでもある。




私を形成している、全てが私の財産。




この身体も、キャラクターも、経験も…その全てが欠けることなく私だと。




だから、私もあなたも愛おしい存在なんだと思う。