私はどんどんその新しい会社へ気持ちが移って行ってしまいました。

この気持ちを正当化させるかのように、当時取り扱っていた商品に対しての不信感、毎晩深夜まで働かせる仕組み、数字だけの毎日、どれもこれもが嫌になりました。

そんな最中、新しい会社の社長(元カリスマ専務)と電話で話し、現状の不満や将来的なビジョン、自分の考えなどをぶつけました。すると、「だから俺は起業したんだよ」と言われ、この時に私は転職する決断をしました。

私は決めたら行動するのに時間をかけるほうではないので、即退職の手続きと新しい会社のそばに引越しも済ませました。

それからも何度かその社長と連絡を取りながら、入社日を決めわくわくしながら初日を迎えることになりました。ここで私は自分のつめの甘さを知ることに・・・。

まず、入社したら社長が笑顔で迎えてくれました。あの元カリスマ専務が・・・。とにかく私の中では絶対の存在でしたので、この人と毎日仕事ができる、また当時の尊敬する責任者クラスの人たちがこの営業室の中にいると思うと嬉しくて嬉しく・・・。ガチャ。

扉を開けると、以前の職場で成績が良くなかった営業マンが・・・。なんでお前がいるの?っという私の感想。同時にあれ?他の人は???

なんと。その憧れの人たちはバタバタと退職をしたというではありませんか!

何!!!

騙された~!というより私の思い込み?その時点でその人たちがそこで仕事をしているということは確認しておりませんでした。

私が思い描いていた環境とはまるで違うことに戸惑い、そして業務内容についても電話で話したことは残念ながら異なっていました。

私に声をかけた人にも連絡しましたが、「ゴメン俺辞めたんだ・・・」

知ってるよ!先に言えよ!って感じでしたが、そうも言えず・・・。

毎晩、毎晩、深夜まで営業が始まり・・・。え~、これ何が今までと変わったの?

私は気持ち的に踊らされた感が強く、どうしても納得が行かず、入社して2週間後の昼休みに辞表を社長に提出しました。

少々高い授業料になりましたが、以前の会社を退職しその会社に入社したことは意味のあることで、私の人生の中での転機となりました。

これは私が23歳4ヶ月のときのお話しです。