アメリカで頻発している学校での銃乱射事件。

 

それをゲーム化した『アクティブ・シューター(Active Shooter)』が、6月6日にゲーム配信サービス「Steam」で公開されることになりました。




(Steam)


このPCゲーム、シチュエーションは校内で、ユーザーは銃撃犯かSWATチームのメンバーのどちらかを選択。

 

そして、生徒や警官を射殺すると、画面の左端に、死亡者数が一般市民と警官に分けて表示されます。

 

な、なんていうひどいゲーム!

 

この残虐なゲームは、アメリカ中でもちろん大きな怒りを買いました。

 

特にフロリダ州パークランドのハイスクールで、2月に起きた銃乱射事件の被害者の親たちは、Steamの運営元「Valve」を激しく批判しています。

 

娘のアライナを亡くしたライアン・ペリーは、「Valveがこの国の学校で起きている悲劇を魅力的に見せて、利益を得ようとしているのには吐き気がする」と声明で述べました。

 

同じく娘のジェイムを亡くしたフレッド・ガテンバーグは、このゲームのボイコットをツィッターで呼びかけています。

 

 

(この会社は、学校と公衆の安全に関心を持つ、すべての人の憤怒に直面すべきだ。

 

そして、それはいますぐに始まるべきだ。

 

子供達にこのゲームと、この会社の作った全てのゲームを買い与えないように)

 

フロリダの上院議員、ビル・ネルソンも「許しがたい」とツィートしています。

 

シアトルのステファニー・ロビネットは、隣町のベルビューにあるValveに、このゲームを発売しないようにという請願を始めました。

 

現在、すでに93000人以上が署名しています。

 

私もこの記事を読んだときは、本当に怒り心頭でした。

 

学校の銃乱射事件が社会問題になっているアメリカで、こんな残忍非道なビデオを作るなんて!

 

(ただ、トランプやテキサスの副知事が、銃でなく酷いゲームを悪者にしようとしているものの、実際に銃乱射を起こした若者たちは、普通の男の子よりもゲームをしている率は低いそうです)

 

そして、さらに許せないのが、プロモーション・ビデオに出てくる学生がすべて女子学生だということです。

 

これって、ミソジニー(女性嫌悪)を助長するものでしょ!

 

さて、「アクティブ・シューター」を制作したのは、ACIDと名乗る独立系のデベロッパー。

 

このビデオが問題になってから、ValveはACIDのことを調査したそうです。

 

そして、彼がこれまでも「荒らし」などの問題が多い人物だったことが判明。

 

アクティビストや政治家たちからの大反発も、無視できなかったのでしょう。

 

今日、ValveはACIDとの縁を切り、アクティブ・シューターの公開も中止すると発表しました。

 

イエス!

 

世間の良識が勝ちました。