今日はテニス話
錦織くんのコーチ、マイケル・チャン氏はアジア人では初めてのグランドスラム勝者である。
今やナダルの庭と化している全仏オープンで奇跡の勝利を得た。しかも、その歳17歳と3ヶ月。一躍時の人
かわいい
こんな愛らしいのに堂々のグランドスラム覇者
今はこちら。おじさんになりましたねー。
さてさて、その伝説の試合は、当時世界1位だったイワン・レンドルとの戦いで、いきなりレンドルに2セット奪われたマイケルでしたが、奇跡の2セット奪い返しを実現。が、その時点で、若いマイケルの体はすでにボロボロ。棄権をするかと思いきや、まさかの奇襲戦法。
2分30秒くらいのところで、まさかの・・・・が出ます。
そう、まさかのアンダーサーブ。
バトミントンか?!!
観客誰もが
ありえなーーーーーーーい!!!!( ̄□ ̄;)
と驚愕する試合。
しかし、意を突かれたレンドルはそのあと崩れます。マイケルのパッシングショットが冴え、そのあと、奇跡の逆転大勝利、アジア人として初めて、また、その当時の若さとしては初めてのグランドスラム優勝を手にしたのです。
これを見て、
「あんなのありえない。」
「あんなことするなんて紳士的じゃ無い。」
批判する人もいましたが、でも、マイケルは勝ちました。
どんな戦術だろうが、体がボロボロになっても棄権せず、強い意志を貫きながら試合を続けたのです。
「絶対勝つ。」
と言う強い意志を持つかどうかで、テニスの試合はほぼそれで決まることが多いです。
トップ選手になればなるほど、技術力の差はほとんど無くなります。
だけど、明らかに違うのは、その選手の気持ちの余裕や、勝ちたいという強い意志、他を圧倒する威圧感。
王者の貫禄か、若手の危険も恥ずかしさも省みぬ強い勝利欲求か?
大体、勝敗を決めるのはそういった意識的な部分になってきます。
錦織くんはマイケルが付いてくれて随分良くなりましたが、あの破天荒なまでに勝ちにこだわる、恥ずかしさも省みぬアンダーサーブを決めたマイケルの貪欲さにはまだまだかなぁ〜って感じですね
錦織くんの生の試合は何度か見ましたが、彼は才能は十分ある。でも、フェデラーやナダル、ジョコビッチやマレーみたいな勝利への執着、貪欲さは持っていない。マイケルみたいに、体の疲労を押してまで、奇襲作戦を繰り出すほどの執着、意志の強さを受け継いでほしいね〜。
人生でも、仕事でも、意外とその「意識」で明暗が分かれると思う。
意外と技術は後からついてくるしね
何に重きを置いてるか?
それのためなら恥を恥とも思わないでできるのか?
他を圧倒する意欲があるのか?
あなたはどう?
ミーシャでした。