今日、書類をガサゴソしていたら
とっても懐かしい写真が出てきました。
それは、2006年夏の写真。
2005年の秋に入籍し
春に東京に引っ越したばかりの夏。
新婚生活でウキウキしているはずの頃
引っ越してから私のアトピーはさらに悪化し
新婚生活を味わう余裕は全くなく
６月頃からは夜は眠れず
家事もままならない状態でした。
夕方になると決まって発作がやってきます。
猛烈に体が痒くなりはじめ
我慢できずにただただ痒いところを掻きむしる。
掻いて掻いて、掻き続けて…
ハッと我にかえると
なぜか時計は２時間以上すすんでる。
時間感覚がわからなくなるくらい
無心に掻き続けるって
元気な今では考えられません。
だからなるべく痒くなり始める時間までに
夕飯も作っておこうとがんばるんだけど
夜眠れていないから体力も気力もほとんどなくて。
旦那さんも就職したてで大変な時だったけど
私はただひたすらそんなことを繰り返す日々。
その頃は代替医療は受けていて
デトックス茶を飲んだりサプリを飲んだり
色々と続けて２年以上経っていました。
(そのおかげで、それまでにつけた薬が抜けたり
子宮にできた細胞異形成が治ったりもしました！)
引っ越す前は、それでずいぶんましになり
結婚式ではドレスを着られたし
あともう少しがんばれば元気になる！
そう思っていたのに
引っ越し後はどんどん衰弱していって…
基本的に前向きな性格？だからか
それまでは絶対治ると信じきっていたのだけど
さすがに眠れない日が１ヶ月以上続くと
頭の中に不安がよぎるんですよね。
そこで「このままではダメだ！！」と
岐阜にあるNPO メダカの学校に
泊まりがけで行くことを決心しました。
前置きが長くなりましたが
その時の写真が今日ひょっこり出てきたのです。
メダカの学校には
トータル２ヶ月半お世話になったのですが
この写真は、はじめて行った時(上)と
12日後に一時帰宅した時(下)のもの。
あんなに苦しんだのに
この12日間という短い期間に
夜眠れる時間ができました！
アトピー性白内障だった目が
痛くて開けられなかったのに
開けられるようになり
顔の赤みが減り
象の皮みたいだった皮膚も
ずいぶん柔らかくなりました。
自分でも驚きの変化で
まるで生き返ったようでした。
この写真でもそんな変化が
見てとれるのではないでしょうか。
ここで学んだことは
『身体に不要なものは入れない
入れたら出す
そして溜め込まない』
ということ。
今の私たちの暮らしの中を見回してみると
実は身体にとって不要な物(負担をかける物)が盛りだくさん。
それを意識して減らすことが
アトピーを治す近道だということを体感し
また、自然の摂理にそった
生命力溢れる食べ物を少量いただくことで
どれほど身体が回復するかということも
この期間で身をもって感じとることができました。
この経験から
私は自然の一部だということを身体で理解し
私は生きているのではなく生かされているのだ
ということに気づかせてもらうことができました。
今では懐かしい思い出ですが
自然への感謝の気持ちだけは忘れないよう
自分にそして自然環境に
なるべく負荷のかからないような暮らし方
を選ぶようにしています。
とはいえ、今の便利な暮らしも
ありがたい面がたくさんあり
それらも享受しつつ
私なりの形でバランスをとるようにしています。
最後に最近の顔を１枚
年こそとりましたが(笑)
当時よりはるかに元気に過ごしています
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