肌の美しさを損ねる要因 ③ | 南青山 本格派エステティックサロン レ・ラーブル〜L'erable〜「美と健康は表裏一体」

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要因5 女性のリズム(月経・妊娠・更年期)

女性の身体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンの影響を受けながら約1ヶ月のリズムで月経を繰り返し、毎月妊娠可能な状態を作っています。

⑴月経
女性ホルモンの影響から約1ヶ月のリズムを、卵胞期・排卵期・黄体期・月経期の4つの時期に分けることができます。

<卵胞期 >
卵胞ホルモンの分泌が多い時期です。
卵巣の中の原始卵胞が発育して成熟卵胞になり、この成熟卵胞が卵胞ホルモンを分泌して子宮内膜を増殖させるように働きます。この時期は、ひと月のうちで最も身体も心も快調で肌状態も良い時期です。この時期は、月経が終わってから排卵までの約8日~10日間程度です。
<排卵期 >
成熟卵胞が、今度は黄体形成ホルモンの分泌を促進し排卵を促します。やがて、成熟卵胞の壁が破れて卵子が飛び出します。この前後2~3日間を排卵期といいます。
<黄体期>
排卵後の卵胞は黄体となり、黄体ホルモンと卵胞ホルモンを分泌します。特に、黄体ホルモンの分泌量多くなり子宮をやわらかくして増殖させ、受精卵着床の準備に入り、体温が上がって高温期に入ります。月経が始まるまでの約12日間が黄体期です。
しかし、女性にとって、この黄体ホルモンが優位な時期は、腹痛・腰痛・頭痛・むくみが起きたり精神的に不安定になってイライラしたり、吹き出物が出たりします。これら黄体期にあらわれる症状を月経前症候群(PMS)といいます。
<月経期>
黄体期は妊娠にとって大切な時期ですが、この期間中に妊娠しないと黄体期が終わって月経がやってきます。
この時期を月経といいます。
妊娠に備えて増殖した子宮内膜が剥がれ落ちて月経となって排出されます。
月経の時期は、黄体ホルモンの分泌も卵胞ホルモンの分泌も、ひと月のうちで最も少ない時期です。月経は約5日間続き、月経終了後からまたエストロゲン(卵胞ホルモン)優位の卵胞期が始まります。


① 卵胞期(月経後~排卵)
月経後はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が多くなり、肌・心身共に調子が良い時期です。エストロゲン(卵胞ホルモン) は、コラーゲンの生成を促し皮膚の水分量を増やします。

ひらめき電球「肌への影響」
・血行が改善され顔色が良くなる
・最も安定した肌状態

② 黄体期(排卵後~月経前)
プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が多くなり、体温が上昇します。
心身が不安定になり、月経前症候群や様々な肌トラブルが出やすい時期です。
ひらめき電球「肌への影響」
・皮脂分泌量が増えて、肌がベタつき化粧崩れし易い
・ニキビや吹き出物が出やすい
・色素沈着が起きたり濃くなる

③月経期(生理期)
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が低下します。後半は徐々にエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が回復してきます。
ひらめき電球「肌への影響」
・肌色は黄味が強くなり、顔色が悪く見える
・肌が乾燥し、肌荒れしやすく、デリケート
・化粧ノリが悪い時期

⑵ 妊娠
胎盤によって産生される主要な4つのホルモンは…
絨毛性ゴナドトロピン
プロゲステロン(黄体ホルモン)
エストロゲン(卵胞ホルモン)
胎盤性ラクトーゲン
このうち、プロゲステロン(黄体ホルモン)は男性ホルモンと似たような働きがあります。

ひらめき電球「肌への影響」
・プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌
増加により
→皮脂分泌が活発になり、ニキビや吹き出物などが出来やすくなる。
→メラニン色素が生成され易く、ニキビ跡などの色素沈着やシミが出来やすくなる。これは、妊娠すると脇の下や乳輪や外陰部などが黒ずんでくのと同じ現象。
・汗をかきやすくなるため、かゆみや湿疹、かぶれが起こりやすくなる。

⑶ 更年期
更年期とは、女性ホルモンの分泌が盛んで妊娠が可能である「性成熟期」から、女性ホルモンの分泌がなくなり生殖機能も衰える「老年期」へと以降する時期をいいます。
一般的には、閉経を境にした前後5年間を合わせた約10年間を指し、45歳~55歳くらいに迎えることが多いようです。
エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌低下やアンバランスなどにより、ほてり・多汗・のぼせなどの更年期障害や肌トラブルが出やすい時期です。また、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌低下は、骨粗鬆症をもたらすこともあります。

ひらめき電球「肌への影響」
・エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌低下により
→肌が乾燥し、かゆみが強くなる
→肌がとてもデリケートになる
→真皮のコラーゲンが減少し、小じわやたるみを生じる
→シミが薄くなる場合がある


次回、続きをお楽しみに…