ショパンのエチュード 『木枯らし』という曲があります。
エチュードとは練習曲という意味です。
ところがどっこい! 練習曲といっても、ショパンのエチュードは難易度が高く、
容易く弾けるものではございません。
リズムに対する鋭敏な感覚、高度な表現力、音色に対する研ぎ澄まされた感性、
を必要とされます。
ショパンは、エチュードという作品を27曲残しています。
一般によく演奏されるのは、12曲の練習曲と、作品番号なしの『3っつの練習曲』です。
よく知られているのは、『黒鍵のエチュード』『革命のエチュード』『別れの曲』
『木枯らし』などだと思います。魅惑的な旋律のオンパレードです。
この『木枯らし』を聴いていると、私の青春の頃(10代後半)の姿が
脳裏に浮かんでくるのですよ。
帰りが遅くなって、11月の寒くなりだした頃の薄暗い人の気配の少ない歩道を
家路に向かって、トボトボと歩いていると、強い風が吹き荒れて、私の足元で
枯れ葉がまるで踊っているかのように渦を巻きながら、歩道の吹き溜まりに集まっていく・・。
疲れたなぁ~と思いながらも
その頃の私には、夢がたくさんありました。心の底から煮えたぎるような希望と情熱がありました。
ショパンの『木枯らし』は
その頃の私の気持ちをよく表現してくださっていますWW。
さてと、私はピアノを嗜むのですが、『革命のエチュード』
『黒鍵のエチュード』は弾いたものの
この『木枯らし』は難易度が最高級で、弾きたくてしょうがないけれど、
躊躇してしまいます。何故なら私の場合、ストレスにもなり兼ねない
からですww。
速い16分音符、16分音符というのは4分音符の4倍速い速度なので
持久力、技巧 瞬発力など高度な技術を求められます。
でも、時間を掛けて気長にやれば、それなりになんとかなるかもね。
下手でもよいか!それなりに弾ければ・・ と、思っている今日この頃でございます。