今日も朝から陽射しが強くて、蝉の合唱がとてもにぎやかです
でも、蝉のうるさいかもしれない鳴き声は、嫌いではないのよね。
私は案外、心地よいのかもしれない・・・。
よーく聞いてみると・・・「しっしっしっーしわしわしわしわー」
って、鳴いてるように聞こえるよ。
「なぬ!しわ~」
わたしは、まだしわはそんなにめだたないよ~。
蝉の声を聞くと、小学生のときの夏休みのラジオ体操を思い出すのよね。
親からたたき起こされて目をこすりながら近くの広場に行っていた
少女の姿が目の前に浮かんでくる。
何故だか、そんな自分である少女がいとおしくなる。
子供心に
「何故に、夏休みなのに朝早く起きなければならないのだろう
休みの時くらいゆっくり寝かせてよ~」と思っていた。
ラジオ体操にいくのが大きらいであった。
いま、考えてみると・・・
子供の頃の私はあまり元気のいい子では、なかったなぁー。
昼間はほとんど昼寝まがいに家でゴロゴロとしている
ことが多かった。
時々は近所の友達とプールに行ったりはしていたが
次の日はほとんど寝ていたように思う・・・。
同じくらいの年の男の子たちが暑い日中に、顔は真っ黒に
日焼けをして喧嘩をしてるのかしらと思うような大きな声を出して
楽しそうに飛び回ってる姿を見ると・・・別人間だぁーと思ったりもした。
女姉妹のなかで育った私は、男の子の存在が不可思議でたまらなかった。
広場で近所の子供たちが集まっていろんな遊びをしていたけれど
私はそれに加わるよりも見ているほうが楽しかった。
誘われたら、仲間に入ってはいったけど、自分からは入らなかったね。
通信簿にいつも、「引っ込み思案、積極性がない」などと書かれていた。
私は気にもしていなかったが、親は少し気にしていたようだ。
大人になった今、思うんだけど・・・
それも、その子供が持っているひとつの持ち味であって
いいではないですか。
大人になれば積極的にやらなければならないことは言われなくても
自分でたちむかいますよ。
「大人になった私は、必要なときは積極的にやってきましたよーー
小学校の頃の先生ーー!」