私は精神科の看護師です。

笑顔で退院したという患者さんが自殺したということを知り、

病院が患者さんを助ける場所ではないということを自覚せざるを得ませんでした。

 

病院は、悩み、迷い、苦痛を気軽に相談できる場所ではない。

 

私が起業したきっかけの一つは

心と身体のことを気軽に話せる場所を作りたかったということもあります。

 

ありのままを受け止めたり、

何を話しても否定せずにいる人。

そんな人でいたい、そんな場所を作りたいと思うようになりました。

 

病院でそういう看護師を目指していましたが、

残念ながら、やりたいと思うことは出来ない仕組みとなっていて、

ジレンマを抱えながら働く人も多いと思います。

 

昨日、起業した私を応援してくれる人が

人脈づくりにとお食事会に誘ってくれました。

 

「子供食堂と居場所づくり」を運営する団体の代表の方に会うことができました。

人生の終わりが見えたころ、

何か生きた証を残したい、社会貢献をしたいと思ったそうです。

 

子供食堂は、多世代交流食堂で、地域に協力してもらいながら、

専門職がサポートする体制を構築するためのものです。

家庭のなかで独りぼっちで食事をしている子供、勉強が苦手で人に聞けないこども、

人と接するのが苦手な子供だけでなく、

地域で生活されている高齢者や核家族化が進み、家族の生活パターンがずれた大人を含め、独りぼっちにさせない環境と話し相手がいる体制が目的です。

 

この考えにとても共感しました。

 

多世代の交流で孤独が解消され、

役割が出来て生きがいになり、

なんでも相談できる場所。

自分の居場所。

安心できる場所ができる。

 

凄い出会いだ。

 

私は看護師とダンサーのどちらもここで活かすことができる。

そう思いました。

 

想いを形にする人を引き寄せた。

私もできること、思いつくことすべてさせていただきます。

 

楽しみです。