オンライン交流会を初めて行いました。
参加してくれたのは、分子栄養学専門の保健師、薬膳専門の看護師でした。
彼女たちもセルフケアの必要性を感じているようでした。
共通点は、食事の質が大切だという認識と、看護師として情報発信と指導を行っていきたいという気持ち。
医療関係でスタートアップする上位20位は全てセルフケア領域の企業だそうです。
個人の健康診断結果や服薬履歴などの健康情報を電子記録として、本人や家族が正確に把握するための仕組みが確立されようとしています。
がん検診や学校健診などの健診、検診情報
運動習慣、食習慣、飲酒、喫煙、睡眠時間などの生活習慣に関する情報
予防接種歴
薬剤服用歴などの薬歴
体温、脈拍、血圧などのバイタルサインのデータ
アプリの開発
デバイスの開発
ゲノム解析
AI診断
などなど
国民皆保険
医療制度
医療費増加
たくさんのことが問題になっているので、当然必要性が高まります。
寿命は長くなっても健康寿命が長いわけではない。
身体の不調や障害を抱えて死まで苦しむという時間を減らさなければなりません。
遺伝による疾患発症よりも生活習慣による発病のほうが多いことは解っているので、
個人に責任がかかってくる厳しい時代になることも予測されます。
きっちり健康管理している人からすると、当然のようにも思います。
健康管理をきっちりしている人と、していない人とで保険料の負担割合が同じなのは納得いかない人もいるでしょう。
保護費が保証されている人の方が気軽に病院に受診し、たくさんの薬を当たり前のように処方してもらっているのも良く見ます。
働き盛りの世代は、病院に行きたくてもお仕事が忙しくて行けなかったり、
きちんとした知識のある人に相談できず、市販のお薬でだましだまし働いていたりするものです。そして、身体が悲鳴を上げて初めて本格的な治療をするということになっている人もいます。
経済状況が悪くなって気分障害の患者さんが増えています。
未来に希望を持てるよう、生きていることに感謝して毎日大切に過ごせる心を持つことでさえ、厳しくなっているのかもしれません。
幸せな人生の定義は人それぞれ違います。
お金をたくさん稼いでタワマンに住み、良い車に乗り、ブランド物の服を着るということに価値を置く人もいますし、物欲がなくて、時間を大切にし、自然に触れることを好むひと、生涯学び続けることを好む人など何を目標にしてもかまわないと思います。
SDGsという言葉も定着してきました。
持続可能な開発目標。
貧困を終わらせ、いかなる立場の人も皆が平等な機会を与えられ、地球環境を壊すことなく、子供、孫といった将来の世代もよい生活を送ることができる社会を2030年までにつくるために掲げた目標です。
医療でいうならば、急性期、慢性期、回復期、予防医療、施設、在宅介護までの一貫した医療、介護を提供できる環境が大切になるのでしょう。
機能の充実と専門化を進め、連携して質が高く、切れ目のない地域医療。
病院の役割も今後変わってくることが予測されます。
病気になってから病院に行くのではなく、
病気にならないように自己管理、セルフケアをする必要性です。
機能性医学の考え方そのものです。
人は、本来自然治癒、恒常性を保つ機能が備わっています。
少々のストレスや少々の細菌、ウイルスなどには打ち勝つ力があるということ。
この機能を最大限に発揮できる身体づくりが大切になるのです。
真剣に生きるということが大切になるのではないでしょうか。
自分の身体を大切にする。
個別の生命を大切にしながら、社会とつながる。
自分らしく生きるとはなにか、幸せな人生とは何か、
生きがいは何か、健康とは何か・・・。
たくさんのことを考えて自分らしい人生を送りたいものです。
私は看護師としてセルフケアに関わることを発信したいと思います。
食事、運動、睡眠の質を高め、人間が生き物として生きることの大切さを。
まず、自分の身体で証明して、情報を発信して・・・。
たくさんの人に個別化セルフケアのデザインをしたい。
一緒に学び、一緒に考えたい。
相談相手になりたい。
幸せのためには、やっぱり心身ともに健康であることが大切だと思います。
美しく活き活きと幸せを感じられる人生。
想像しただけで、わくわくします。
頑張ります。
5月の交流会は、事前にテーマを決めて、それに対してディスカッション、意見交換が出来たらと思っています。ご興味のある方は是非参加してください。