人気のある光治療ですが、前回は同じ治療に見えても機械に性能差があるというお話でした
今回は治療の方法にも実は差があるというお話です
例えば同じ機械でも強いエネルギーで照射すれば効果は高くなります
しかし肝斑を合併していたり、少し日焼けしたりしていると、強く打てば肝斑が濃くなってしまったり、やけどをおこしたりする副作用をおこします
光治療は基本的には複数回行う治療ですが、
まず1回のお試しを設けて行っているところもたくさんあります
慎重なクリニックでは肌の状態をよく観察しながら、徐々に出力をあげたり、ハンドピースや照射条件をかえて、副作用をおこさないようにしながら最大限の効果をだそうとするので、はじめから高出力では行いません
しかし次のコースに申し込んでもらうために、はじめの1回でしっかり効果を感じさせようとして、初回から高出力で照射するところもあります
当然副作用の確率もあがるのですが、営業面優先でそれは仕方ないと思っているのか、訳がわからずそうしているのか、はじめから高い出力で照射するところもあるのです。ドクターの責任感が低いかドクターが観察していないところでこのようなことがみられます
そうかと思えば、目の下のシミを気にして治療をはじめるのに、そこは肝斑の好発部位で下手に治療すると濃くしてしまうのでその部位を治療せず、その部位を除いた部位だけ少ない照射数で行うところもあります
これも経験度の低さをあらわしています
これでは自宅でトランシーノを飲んでいるのとあまりかわりません
安い料金で行っているのにトラブルをたくさんおこしても意味がないと考えているのかもしれません
光を当てる回数も比較してみるとわかると思いますが、すきまなく何度も照射するところもあれば、『あれっこれだけなの?』と感じるところもあると思います
こうしてみると1回だけの施術を受けて効果を比べればいいというものでもないことがわかります
カウンセリング内容、クリニックの環境、施術の効果、費用などを総合的に考えて受ける必要があります