他人だから役に立てた
3年前の5月、お越し下さって数回目のお客様に、病院へ行くことを勧めました。
最初から、お客様には違和感がある状態でお越しになり、触る私にも違和感があり、
病院へ行ってみては?と、やんわりと勧めていましたが、
それは、何度触っても、どう触っても、違和感以外の印象を感じることが出来なかったので、
その時初めて、キッパリと勧めました。
そして翌週、いらっしゃったとき「検査に行ってきた」「もう一度検査になる」と仰り、
その後は連絡はなく、風の便りで検査結果を耳にしました。
その日以来でお越し下さった先日、
抗癌剤治療しか方法がない部位だったので、その治療を開始し、3年経って、
同じ部位からの再発は99%ない、と診断されたとお聞きしました。
今、振り返ると、治療をしていたときの方が楽だったそうですが、
4月に、可愛いお孫さんも産まれ、お嬢さんは立派に母親になっていて、
お客様が作った料理をお婿さんが「美味しい」と食べてくれるのが嬉しいそうです
「舌」の筋肉が弱っていることが気になったので、トレーニングの方法をご案内したら、
最初は出来ないと仰り、実際出来なかったのですが、コツを案内して少し練習したら、出来るようになりました
翌日のメールによると、少し動くようになってきたそうです
私が通っている歯医者さん(ハヤカワ歯科)で貰ったプリントに書いてあった内容に、個人的に興味を持ち
試していた(何でも試してみる)ことがお役に立てて、本当に良かったです。
3年前、周りの人たちの言葉では動く気にならなかったのが、会って1ヶ月の他人の私の言葉がきっかけになれたり、
歯医者さんのプリントが、歯医者さんの患者さんではない方の役に立ったり、
やはり、人は、気付いていないところでも、支え合って生きているんですね。
私は、医師ではないので診断は出来ないし、
触らない箇所は、何かに気付くことも出来ませんし、触っていても、知識がなく気付けなかったこともあります。
それでも今回、他人だから役に立てることもある、と実感することが出来たのは、私の人生にとって有り難いことです。
感謝です。