わざわざ新宿ツタヤまで行って借りたこのDVD


辰巳芳子さんはかなり前NHKのお正月番組で観たときに、「この人はすごい!」と思いながらも、

書籍を熱心に読んだりすることはなかった。


来月に講演会があり、それを聞くことになったので借りてみました。


内容としては、「やっぱり丁寧だなぁ~」ということ。


切るのも「タンタンタン!!!」と切るのではなく、すっーすっーと音がするように切る。


その時今やっていることに集中するのってすごく難しい。


いつもこれが終わったら、あれをやろうとか、今日はこんな嫌なことがあったとか、色々雑念に囲まれながら料理しているから、私のカットした野菜はバラバラ。


食に対する意識は、去年からの料理教室でかなり変わって、「信念をもった農家から野菜をかり、自分でだしをとり、シンプルに食べること」は少しづつ出来るようになったから、内容的にはすっと理解できたような気がする。


DVDの中で印象的だったのが、辰巳芳子さんがお母さんに体を洗ってもらうエピソード。


「他の人に洗ってもらうのは、何だかイヤ。

でもお母さんはゆっくりいつも決まったやりかた・順番で洗ってくれたから安心した」と。


子どもが産まれたら、忙しいから「ゴシゴシ」洗うとか「タンタンタン!」と野菜を切ることは極力しないよう、

丁寧に丁寧にその時のそのことだけに集中すると、

きっと子どもも

「今私のごはんが作られている」とか「今 体を綺麗にしてもらっている」とか

そんな風に安心して信頼してもらえるのではないかなと思った。