生きていけないトルコのインフレ | AsukA Music Diary

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音楽を職にしているアラサーのちょっと羽目を外しながら生きている奮闘記。
最近11歳年下トルコ人の旦那ができました。








おととし、昨年くらいに銀座のお客様で
『トルコリラで大損しちゃったよ〜』
と話していた方がいたような。

※私は銀座のクラブでピアニストをしています


当時はまだトルコ人と関わりが深くなるとは露ほど思わず。






このトルコ旅行においてもトルコ人の成人男性はほとんどこの話題。
毎日チャイとタバコとインフレのはなし。






トルコリラたち。
トルコの父アタ・テュルクは
5リラしかもたない貧乏人には目もくれず
50リラで少し視界に入り
100-200リラではしっかりと微笑む


なんか嫌な作りだな。









さて、私たちが帰国する日にイスタンブールでは買い物の規制がかかりました。
砂糖や小麦粉は1人一つまでしか購入できないらしいです。
そして市民からは怒りのデモが。
混沌とした様子だったらしいです。
イスタンブールに滞在しなくて良かった〜💧






インフレによって物価が跳ね上がり、買い占めをして個人販売をしている輩が多いとのこと。


食べ物が今までの10倍20倍
しかし給与は変わらず。
観光業・飲食業が盛んな国でコロナの影響で失業率も高い。
(想像してみよう。10kg3,000円だったお米が翌週6,000円に。さらに家族は大体6-8人内子ども数人、老人数人。これが米だけでなく肉、お菓子など。果物は相変わらず安い)




みんな揃って
エルドアンが
エルドアンで
エルドアンに
1日に何回もエルドアンへの文句を聞きました。




数年前からあるトルコリラの下落により、輸入も困難。国内で食品が買えないから輸入に頼っているそう。

世界三大料理の国、その中でも美食の街のガズィアンテップ。
料理が美味しくなかったのは、小麦粉でもバターでもなんでも昔と違う食材を使用しているからみたいです。
(アンネのご飯は別!丁寧に昔からあるレシピで作ってくれていました✨)



さらにシリア難民を受け入れ、食糧支援や学業補償など自国の人間より難民への手当を厚くしています。

2016年に結ばれたEU・トルコ難民協定により、シリア難民受け入れをしたトルコにEUから金銭的なサポートを受けられる制度があるものの
ほとんどトルコだけが対応しているのが現状。

そして流れてきた難民たちはよく分からないレストラン経営などをしており、メシマズレストランが増える、、涙







トルコの中央銀行も金利を下げたとありましたが、お金を借りやすくなっても買うものがない。
外国から輸入する
→全然経済が回らない





このままだと美食の国崩壊
→観光業・飲食業さらに落ち込み
→外交弱
→世界大戦で交わしたローザンヌ条約さらに延期?

という負のスパイラルに陥りそう。








トルコで結婚指輪にゴールドとジルコンの指輪が主流なのと、お祝いの品物もゴールドだったのは
ダイヤモンドは価値が下がるけど金は価値が下がらずいつでも交換可能だかららしい。

お金持ちは経済危機の兆しが見えた矢先に、せっせとトルコリラをゴールドに変えたらしい。
外貨に替えるのではないのね🤔











エルドアン、各国に強気な姿勢を見せるのは良いですが、こんな別荘を建ててしまうし。





前回の選挙ではエルドアンの反対派が足りなかったから再任になってしまったらしいのですが、次の選挙は2023年です。

頭が良い人が国のトップになりますように😢





我が国もね









さて、なんちゃってブイヤベースとルイユ。




ムール貝はないしトマトの裏漉しもしませんでしたが、サフランだけはたっぷりと。
セロリとサフラン、殻付きの海老でなんちゃってビストロブイヤベースにはなるような気がします。


明日は魚介の出汁がたっぷりのスープを使ってリゾットを作る予定です。




お土産の発送も開始しなきゃ❣️