私が「箸置き収集家」(^_^;)になったのは、向田邦子さんのエッセイ「夜中の薔薇」の中で「箸置」を読んで胸に刺さるものがあったからです。
「...ときどき箸を休めながら食事をする。それが人間の暮しだと言われたのである。」
向田さんの自戒の文章でした。
私は早食いを抑え、ゆったりと生活するための仲間として箸置きを迎い入れました。
気が付くと約350個になりました!
そして、この子達を眺めるために専用の引き出しを作ってしまいました!
棚の中にも控えの箸置きが待っています。
これら箸置きの一つ一つが私にとっては思い出の写真のような存在になっています。
「これは、あの旅先で!」
「これは、あの方からの贈り物!」
「これは、あの記念日に!」
実にいとおしい存在です。
ここ数年、箸置き収集家としての活動を休止していましたが、また素敵な出会いがあったなら仲間を増やしたくなりました!
箸置きの数が増えても、私の早食いはあまり変わっていないかも知れません。
しかし、戒めとして箸置きを傍に置き「心の箸休め」をしながら、焦らずゆったりと前に進んで行けたらと願っています。
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