無事に引っ越しが完了した翌々日のこと。東京の病院でいただいた治療報告書を持って、大阪の獣医さんへ向かいました。
 
 
物件を探す前にサイトを見て「この獣医さんがなんか良さそう!」とピンときたところ。
 
 
週3で皮下点滴に通うことになる(と思っていた)ので、新居もその獣医さんから徒歩圏内にしましたウインク
 
 
我が家の場合、物件の条件は「駅近」よりも「動物病院近」を重視します笑
 
 
さて、これから新しい獣医さんとご対面するのになぜか余裕な様子の猫。待合室で日向ぼっこ↓
 
 

 
今度の獣医さんもとっても優しそうな方でした。
 
 
後から知ったのですが、関西弁じゃないなーと思ってたら、同じ神奈川出身の獣医さんでした。こうゆうのってなんか嬉しい!
 
 
で、治療報告書の通りに前と同じ治療をしてくだり、ホッとしていたら、獣医さんからこんな提案が…
 
 
「週3で病院に通うのは大変だろうし、猫ちゃんにとってもストレスだから、皮下点滴のやり方教えますよ。おうちで毎日点滴するのはいかがですか?」と。
 
 
なぬーーー!
そんなこと出来るの?
 
 
今までそんな発想が全くなかったから驚いたけど、ネットで調べてみたら「腎不全猫の在宅点滴」って結構あるようです。
 
 
よく考えたら、めちゃくちゃ有り難いおねがい メリットだらけやんけ。
 
 

猫の在宅点滴のメリット

 
リボン お盆や年末年始の獣医さんがお休みの日でも毎日点滴できる
 
リボン 天候を気にしなくていい(大雨とか雪とか猛暑の日とかに病院連れて行くの大変だったし猫も可哀想だった)
 
リボン スケジュール調整しやすい(夫も私も予定があって病院に連れて行かれない日とか困った)
 
リボン 待ち時間を気にしなくていい(混み具合によっては2時間くらい掛かることもあって、吠える犬が居たりで猫が可哀想だった)
 
リボン 金銭的に助かる(診察費が要らなくなる?)
 
リボン 猫のストレスが減る ← これ1番大事
 
 
というのも、毎回獣医さんにシャーシャー怒っては猫パンチするし、帰ってきてもイライラが収まらないのか、毛づくろいしながら自分の毛をブチブチ引っこ抜いてましたゲッソリ ヤメテー
 
 
そのストレスがなくなるだけでも有り難い。
 
 
が、すべては私が上手く点滴できればの話で。。。
 
 
まず、猫の背中に針刺すのが恐いのよ〜ガーン
 
 
それに暴れたり嫌がらずに大人しくしていてくれるのだろうか…
 
 
猫ちゃんによっては、在宅点滴するようになってから飼い主さんとの関係が悪くなってしまい、近寄ってくれなくなることもあるんだとか。そんなのイヤぁあ!それ絶対悲しいやつ。
 
 
ただただ不安でしかない私に獣医さんは、
 
 
大丈夫ですよー、できるまで一緒に練習してもらいますし、皆さん出来るようになってますから!
 
 
とあっさり言ってくださったので、よっしゃ!と覚悟を決めました星
 
 

 
 

猫の在宅点滴の方法(我が家の場合)

 

① 治療台を用意

 
治療台はスタンド式のアイロン台にバスタオルを敷いて代用してます。
 
 

 
ちなみに、いつも寝ているベッドや寛いでる場所では点滴しないほうがいいかなと思います。
 
 
なぜなら…


お寛ぎのところを背後から襲いかかるみたいで、それ絶対に嫌われるやつだし「おちおち寝てられにゃいよ!この家まじ地獄!」ってなる可能性高くて、それこそ関係が悪くなりそう。
 
 
だったら、場所を移動して今から点滴しますよーと分かっていただいたほうがいいと思ったから。
 
 
それに、私たちにとってもアイロン台くらいの高さがあると点滴しやすいですウインク
 
 

② 点滴を注射器に移す

 
 
 
人間の場合、点滴と言ったら袋に入った輸液(↑の写真の後ろのやつ)からポタポタと静脈に入れるのが点滴ですが、
 
 
猫の皮下点滴は輸液を注射器に移して、注射器で一気に皮下に入れるのが一般的です(静脈点滴の場合はもちろん猫も人間と同じ方法)。
 
 

 
今のことろ160mlを毎日点滴しているので、注射器3本分に輸液を移します。
 
 
用意できたら注射器の中の空気を抜いて、600Wで20秒レンチンして(人肌に温める)点滴用の針を先端にセットして準備完了。
 
 

③ 猫を捕獲 → 背中の針を刺す部分の消毒

 
さて、ここからは2人掛かり(1人は猫が動かないように抑えてる人)になります。
 
 
背中の肩甲骨のちょい下あたりの毛をかき分けて、皮膚を消毒綿でちょんちょんと消毒します。
 
 
※ ここの工程は手際命なので写真撮る余裕はありません 滝汗
 
 

④ 消毒したところに針を刺して皮下点滴開始

 

 
獣医さんに教えていただいた刺し方のポイントは、肩甲骨のちょい下の皮膚を持ち上げて、まず持ち上げたところに針の先端だけちょこっと刺す
 
 
 
すぐさま点滴を少しだけ注入して輸液で皮膚が膨らんだら、針を最後まで入れる(そのほうが痛くないらしい)
 
 

⑤ 手早く3本分を点滴する

 

 
うちの猫さん、点滴中はじっとしてくれるのですが、それでも1人が軽く抑えてないと突然動くし台から飛び降りようとします。
 
 
で、針が抜けてしまい、やり直すこともありました。そのときはさすがに猫もフガフガ怒ります 笑い泣き ゴメンよー
 
 
ある時、いつも私が猫に針を刺す役目で、猫を抑えるのが夫の役目ってことに疑問を持ち
 
 
「私ばっかり針刺すのやだ!エルちゃん(猫)に嫌われたくない」と言って、その役目をチェンジしてもらったら、
 
 
まさかまさかの夫のほうが上手で(私のほうが絶対に器用なんだけど、夫は迷いがないから刺すのが早い)、それ以来、永久に夫が点滴担当になりました ウインク ヤッター
 
 

⑥ 点滴後はひたすら猫のご機嫌をとる

 
点滴が終わったら、猫に「ありがとう!今日もよく頑張ったね」と言って撫でくりまわして、大好きなちゅーるをあげて、ひたすらご機嫌をとります。
 
 
で、今のところ点滴後に毛を引っこ抜いてないので、やはり獣医さんのところで点滴するよりストレスが少ないのかなと思います。
 
 
そうそう、点滴のほかに吐き気止めの薬を合わせて投与することもありますが
 
 
点滴だけで吐かずにコントロールできているようなら、毎日する必要はないそうで、吐いた日だけ投与してます。
 
 
ピンクドーナツドーナツピンクドーナツ
 

猫ががんばってくれるなら…

 
新しいおうちは陽当たりがよくて、日差しを浴びて気持ちよさそうに寛いでる猫。それを眺めているのがこの上なく幸せで、猫も幸せだったらいいなと思います。
 
 

 
大阪に引っ越して、新しい獣医さんが以前と同じように治療をしてくれるだろうかと心配してたけど
 
 
まさか在宅点滴を提案してくれるなんて…心配なんてまったく無用だったし、大阪に引っ越して良かったし、
 
 
その獣医さんに診ていただけて本当に良かった(病院代も東京で行っていた獣医さんの半分くらいになりました)。
 
 
とは言え、末期の腎不全なので、いつまで在宅点滴でコントロール出来るかわかりませんが、猫ががんばってくれるなら、こちらとしても出来る限りのことはしたいなと思います。
 
 
 
 
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