昨日の日刊ゲンダイ新聞の連載「震災手帳」という記事で
取材を受け、コメントした内容が掲載されました。


地震や災害はいつ起こるかわかりません。
非常食であるカンパンなどよりも普段から常備しておくと
便利なものがいっぱいあります。

この記事の中でもっともっと具体的にレシピやコメントも
お出ししたのですが、誌面の関係上、すべては掲載出来
なかったのでここのブログで紹介したいと思います。

まず、記事にもあるように濃い目の味つけをしている缶詰。
例えばサンマのかば焼き、牛肉の大和煮、鯖の味噌煮など。
災害時、おにぎりやパンは支給されても、たんぱく質が
不足しやすいので、これらの缶詰を常備しておくとよいです。

味が濃いものは、それだけで味つけになるので他の調味料が
いりません。ご飯と混ぜて混ぜご飯にしたり、牛肉の大和煮
などは玉ねぎと卵でとじれば、牛玉丼があっという間に
出来ますし、調味料は不要。

また、なめこの缶詰などもうどんやパスタ、お味噌汁の具にも
なるので便利です。

あとは記事にも書いていますが、「こんにゃく麺」は本当に便利!
なぜなら「茹でなくてよい」「洗わなくてもよい」「腹持ちがよい」
「不足しがちな食物繊維が摂取できる」「封を切ればすぐに
食べられる」など震災時にはかなり役立つと思います。

こんにゃく麺をお皿にのせ、材料がなくてもポン酢や缶詰の
ツナをのせればあっという間に和風の麺になります。
こんにゃくはお腹の中で膨れるので腹持ちもよい。

それから、調理道具として1つは絶対持っていて
ほしいのが「魔法瓶」です。火が使えない状況、又は
カセットコンロを使えたとしてもガスの無駄遣いはしたくない。

そんな時、魔法瓶とお湯があれば、調理に役立ちます。
記事にもあるようにビニール袋に生卵を入れて魔法瓶の中に
袋ごと入れておくと10分で温泉卵、30分以上おけばゆで卵
になります。

卵は良質なたんぱく質やその他の栄養素がバランスよく
含まれた素晴らしい食品です。そのまま塩をかけて食べても
いいし、野菜とマヨネーズで和えれば卵サラダになります。

卵だけでなく、茹で大豆やパスタを茹でる時も魔法瓶で
簡単に出来ます。

常備しておくとよいその他の食材としては、
ジャンジャーパウダー(生姜の粉末)、おからパウダー、無洗米
切干大根、乾燥わかめ、海苔、ドライパックのお豆やひじき、
フリーズドライのスープや甘酒、お餅、すし酢、ココア、スキムミルク、
アーモンド、ドライフルーツ、味噌、豆板醤、キムチの素

などです。

震災や災害時はたんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が
どうしても不足しやすいので上記のような栄養豊富な乾物や
保存性の高いものは必ず役立ちます。

ココアは、インフルエンザを予防する効果が期待出来ることが
研究結果などで報告されていますし、スキムミルクを牛乳の
代わりに加えれば、さらに必要な栄養素が摂取でき、体が温まり、
ホッと出来る精神安定効果もあります。

上記の食材は体を温めるものが多く、体が温まらないと免疫力
も下がってしまいます。

他にもレシピなど色々ご提案したのですが、誌面ではご紹介
出来なかったので混ぜるだけで簡単に作れるレシピもこの
ブログで紹介したいと思います。


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