昨日は、宮城県石巻へ行ってきました
私は、4月14日(火)、15日(水)の2日間で開催する
中華料理「龍圓」(栖原シェフ)&フレンチ「ラペ」(松本シェフ)の
春野菜イベントを主催しているのですが、その際に石巻の
野菜も使いたい!と思い、石巻で野菜の仲卸をされている
伊藤さんにご案内頂き、産地見学をしてきました。

どうして石巻の野菜を使いたいと思ったのかというと、
先日、震災から4年が経ちました。テレビなどで津波で
家が流された映像を改めてみましたが、とても辛くて
画面を直視出来ませんでした。

でも、4年が経った今でも、石巻の道路や橋などの補整が続いて
いて、崩れた建物の一部がまだ残っています。

石巻市では、漁業や農業もやっとここ数年、よくなってきたと
いうことなので、少しでも応援出来たらと思い、石巻で
野菜を作られている農家さんを訪れ、お話をお聞き
する事が出来ました。

今回のイベントでは、中華とフレンチという異色な組み合わせ
ですが、だからこそ面白い内容にしたいと思っています。

中華料理で使う「パクチョイ」。農薬不使用です。



こちらはチンゲンサイ。葉が柔らかです。



菌床栽培ですが、原木栽培並みの肉厚感。
イベントでは、この椎茸ではなく、椎茸の赤ちゃんを
使用します。



今回、色々とご案内して下さった伊藤社長(左)と
南三陸町入谷で最高の土で野菜作りをされている
西条さん(右)。



「おおきみ」という珍しい品種を栽培している
石川さんのイチゴ農園。


おおきみは粒が大きいだけでなく、糖度も13度以上で
果肉がぎっしりみずみずしく、大変ジューシーです。
なかなか市場には出回らず、石巻市でもこの品種を
作られているのはほとんどいらっしゃらないようで
スーパーなどにも売っていないので、地元の方でも
なかなか食べられない高級イチゴです。


そして南三陸で頂いた海鮮丼♪
お刺身の鮮度がよく、いくらもプチプチとしていて
とても美味しかったです☆

今回、お会いした農家さんは、極力農薬や化学肥料を
使わずに、元気な土と野菜作りをされていました。

「野菜が元気ならば、必然的に農薬もいらない。
人間だって同じ。健康な人が予防のためと思って
毎日薬飲みますか?飲んだとしたら余計免疫力が
低下してしまいます。

病気になってしまった時は、薬(農薬)を使うのは
やむおえない時もありますが、予防に最初から薬を
使っては逆に野菜の持つパワーが低下してしまいます。
今回お会いした農家さんたちはみんないかに自然な形で
野菜を元気に育てるかを考えながら野菜を栽培しているんですよ」

と、ご案内下さった伊藤さんがおっしゃった言葉が印象的でした。

イベントは告知して15分で2日間ともすぐに満席に
なってしまい、お席をご案内出来ませんが、楽しくて
美味しいだけのイベントではなく、生産者さんの愛情や
思いを感じて頂けるようなイベントにしたいと思います。