先日、日本フードバランス協会主催の特別授業、
「合成甘味料セミナー」を開催しました。


講師は食品コンサルタントの福田洋一郎先生です。
福田先生は飲料水やコンビニの商品開発、
チョコレートメーカーや和菓子屋メーカーなどの
菓子商品開発など多数携わり、合成甘味料についても
詳しく、同時に味覚の研究者でもあります。

合成甘味料のセミナーは他では滅多に開催していません。
テレビでもやりません。(なぜだかわかりますよね!)
だからこそ、私はどうしてもこのテーマを扱った
セミナーをやりたいとずっと思っていました。

福田先生とは結構もう長い付き合いでプライベートでは
大切な友人でもあり、食のプロとしても深く尊敬しています。
なので、合成甘味料セミナーの講師は彼しかいない!
と思いました。

今回の受講者もプロの料理人、食品会社の方、料理教室の
先生、美容関係の方、お菓子の評論家、味覚講座の先生、
主婦の方、会社員の方などで年齢も20~50代ととても幅広く、
沢山の方に受講して頂きました。

基本的な糖の種類の話から始まり、主に日本でよく使われて
いる合成甘味料の種類、定義、歴史、メリットとデメリット、
化学構造、合成甘味料が普及した背景、合成甘味料「ネオテーム」
の最新情報やゼロカロリー商品についてなど講義も大変幅広く、
他ではなかなか聞けない濃い内容でした。

私自身も大変勉強になりましたが、受講された皆さんからも
続々とメッセージやコメントを多数頂き、企画してよかったと
思いました。

自分達の体の中に入れるものだからこそ、どんな甘味料が
使われているのか表示を確認することはとても大切ですね。

福田先生は「天然・合成だろうと過剰摂取はよくない」
「生活者にとって合成甘味料のメリットはゼロカロリーと
虫歯予防くらい。でもメーカーや企業側にとってのメリットは
多数あります。だからこそ色々な商品に使われているんです。
そのことをよく頭に入れておきましょう」とおっしゃっていました。

また、今は様々な商品に甘味料は使われているので、知らず
知らずのうちに糖分の摂り過ぎになっていることもあります。

買ってくるのは簡単で便利かもしれませんが、出来ることは
なるべく自分で調理すれば余計な合成甘味料を摂らなくて
済みます。

例えばヨーグルトやドリンク。ヨーグルトは本来、プレーン
ヨーグルトと蜂蜜だけあれば十分美味しく食べられるし、
味や甘さも自分で調整出来ます。

でも市販の甘いヨーグルトやドリンクには砂糖以外にも
数種類の合成甘味料が使われています。特にドリンクは
カロリーも結構高めです。

正しい知識を身に付けることや自分や家族、子供などの
健康も考えて自分が普段どのくらい甘味料を食しているのか
こういうセミナーを通して考えるきっかけになってくれたらと
嬉しいです。

食を学ぶことはやはりとても大切だなと福田先生の講義を
お聞きして改めて感じました。

福田先生、そしてご参加下さった皆様、どうもありがとう
ございました!!