今日は日本橋にある「オーグードゥジュールメルヴェイユ」(フレンチ)の

松本シェフによる料理教室をサロンで開催しました。


松本シェフの料理教室は毎回数分で満席になってしまうほどの

人気ぶりでコンサートチケット並みの早さです。(笑)


いつもは本格的なフランス料理のコースをレッスンして頂くのですが、

先日たまたまシェフがまかないで作ったハンバーガーの画像を

フェイスブックでアップされたところ、「次回の料理教室はハンバーガーを

作ってほしい!」というリクエストが複数届きました。


そこで、今回は「お家ですべて手作り」をテーマにしたフレンチ風

ハンバーガーをレッスンして頂きました。


マックやモスバーガーなどファーストフードは早くて安くていつでも

どこでも食べられます。でもバンズから手作りしてハンバーガーを

作られる方は少ないと思います。手間もかかるし、大変ですよね。


でも、もし子供の時にお母さんが作った手作りのハンバーガーを

食べたらその記憶はずっと残ると思うし、親子でハンバーガー作り

も楽しそう!!


でも今回は大人のハンバーガー作り☆


バランス料理研究家 日本フードバランス協会代表 小針 衣里加


しかも!!ジャーン!!フォアグラのせハンバーガーですっキラキラ 
手前にあるハンバーガーが他のと比べると大きいのは

男性の方が1名参加されていたのでサイズも大きく

作ったのです。

バンズも生イーストを加えて発酵させ、オーブンでこんがり

焼きました。パテは和牛100%。その上にソテーしたフォアグラ。

ソースはポルト酒とフォンドヴォーを煮詰めたもの。


コールスローサラダは黒トリュフ入り。マヨネーズも手作りです。

この他にも泡と一緒に楽しめる数種類のアミューズやホタテを乗せた

赤栗かぼちゃのスープ、油で揚げて作るアップルパイ、インカの目覚め

というじゃがいもを使った皮つきポテトフライ、自家製バニラアイスを

使ったバナナシェークなどをレッスンしました。


まさにお家でファーストフードです。大人でも大喜びです晴れ

お店でこんな高級なハンバーガーセット絶対食べられませんっ!!

もし食べたとしたら・・・値段も相当高くなりそう。


まぁ、ここまで非日常的なハンバーガーは普段食べられないからこそ

今日のレッスンはすごく楽しかったです。


でも松本シェフとはもう何度も料理教室を一緒にやっていますが、

ここまで大変だったのは初めてかも。。。


というのもオーブン(パン)、ソテー(パテ、ホタテ、フォアグラ)

揚げ物(ポテト、アップルパイ、アミューズ)、ミキサー(ドリンク)は

ほぼ同時にフル回転で行い、その間に急いで盛付をし、

最後までハァハァ言いながら乗り切りました(笑)


でも今日のレッスンを通じて改めて「手作り」っていいなぁーと

感じました。


私も小さい頃、学校から帰ってくると母が毎日のようにケーキや

クッキー、パンなどを焼いておやつを作って待っていてくれたことは

今でも鮮明に覚えています。


しかも味まではっきり覚えているんですよ。不思議ですね。

まだ小さかったのに。母がよく作ってくれたくるみのパウンドケーキを

大人になってから同じレシピで焼いてもあきらかに昔食べた母の

味と違う・・・。


記憶に鮮明に残っているので気のせいとかではなく、絶対この味では

ない!!と20代の頃何度も何度も作り直してはみるもののやっぱり

同じ味にはならない。なんで?


もしや!!くるみが違う?と思い、母に確認したところ「長野県に

住んでいたからあの頃は長野のくるみでよく作ったわよ」というので

長野県のくるみ(国産の中でも長野県のくるみは高級で高品質です)

を取り寄せて焼いたところ、やっと記憶の中の母のパウンドケーキの

味になったんです。「この味よっ!!」と感動的でした。(笑)


その時に味の記憶ってすごいなっと思いました。

子供の味覚はバカに出来ません。実は大人より子供の味覚が一番

敏感なんです。なぜなら味蕾という細胞の数が大人より多く、舌全体に

あるからです。


だからこそ、小さい時から美味しいものを食べている子供は

好き嫌いが少ないんです。味の経験が多いほど味覚も育ちます。


小さい頃の食べ物の楽しい記憶があるからこそ、今の私が

あるんだな~と思うと母に感謝です!!


これからも食を大切にしていきたいと思います。