「腸を整えると免疫力がアップする」
「免疫の70%は腸が握っている」
など、最近は腸内環境を整えることが体の健康に
とって、とても大切であるということがテレビや雑誌、
書籍などでも多数取り上げられています。
味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品が腸内環境を整え、
腸を元気にさせるということは皆さんも聞いたことがあると
思いますが、逆に腸内細菌をダメにする食材は何でしょう?
腸内細菌の働きを弱めてしまう食材は、スナック菓子や
ファーストフード、コンビニなどのお弁当、レトルト食品など
食品添加物の多い食べ物です。
東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生の著書に
「あるテレビ番組のデータで日常的にお菓子やコンビニ弁当ばかり
食べる生活を送っている人の便を調べたところ、通常は10~15%を
占めるビフィズス菌がなんと0.01%以下しかなかった」ということが
記載されていました。
保存料などの食品添加物を毎日のように食べていると活性酸素も
増え、腸内細菌も傷つき、悪玉菌が増え、腸内環境も老化し、
免疫力もダウンしてしまうという悪循環につながるのですね。
野菜や果物、豆類などには善玉菌のえさとなるオリゴ糖が
含まれており、しかもこれらの食材は食物繊維も多く含まれて
いるので腸内細菌の死骸や発がん物質なども吸着して排出し、
腸内環境を整えます。
なので、発酵食品であるプレーンヨーグルトにバナナやりんごなどの
オリゴ糖を含む果物を加えて一緒に食べることは組み合わせ的にもよく、
相乗効果で腸内の善玉菌を増やして腸を元気にしてくれますし、誰でも
簡単に作ることができるのでオススメです。
フードバランスアドバイザー講座では発酵食品と免疫力の授業が
あります。免疫と白血球、自律神経、ヨーグルトの選び方や
発酵食品の米麹を使った利用法などもお話しています。
フードバランスアドバイザー カリキュラム