今日は3か月ぶりに実家へ帰りました
とは言え、月に1~2回は母と外で会っています。
もう高齢ですから、病院の付添とか(笑)、お買い物に行ったり、ごはんを食べたり、お茶を飲んだり。
今日は一緒にバスに乗る機会があり、母がお財布を取りだして何やら小銭を取り出していたのですが、私にバス代を渡すんですよ(笑)
「suikaがあるから大丈夫よ」と言ったのですが。
別れ際、母に「じゃあ、またね有難う」と言って駅の改札を通り、少し歩いてから後ろを振り返ると、ずっと私を見送ってくれている母の姿があったんです。
私の姿が見えなくなるまでずっと同じ場所に立っていました。
何だか、ジーンとしてしまって
私はイイ歳ですが、母にとっては私が何歳になろうが、娘・子供なんですよね
お買い物に行ってもそう。
私は今は物欲が無いので、「何も要らない」と言うのですが、「それなら地下食品売り場に行こう」と誘ってきます。
デパ地下はどれも値が張るし、特に欲しいものも無いのが正直なところ。
このエリアでも「何も要らない」と言うのですが、5回に1回は「これ買いなさい」と勝手にいろいろ買ってくれています(どれも食べるものですが)
こういう時はさすがに苦笑いしてしまいますが、以前このやりとりを見ていたお惣菜のショップのおばちゃんが「お母さんに甘えれば甘えるほど親孝行なのよ。どんどん甘えてあげて!」と私に言いました。
3人の子供は自立し、それぞれ家庭を持ち。
父に先立たれて十数年経った母にしてみれば、「誰かのために」行動を起こす機会は殆ど無い訳です。
だから、何かを頼まれたり、甘えられたり、共有したり。
そういった事を欲しているのですね
私は実家に帰る時は、予め「○日に帰るからねー」と母に伝えてありますが、必ずお手製のおかずが5品・6品作ってあり、食べきれないくらい持たせてくれるんです。
和洋中、煮物・焼き物・揚げ物、パンまで焼いておいてくれますから、有難いのなんの。
ただ、娘と2人暮らしの我が家では消費もゆっくりなので、小分けにして冷凍しています。
「疲れたわぁ」と話す母に、「疲れているなら、こんなにしてくれなくていいのに」と思っていました、以前は。
でも、お惣菜ショップのおばちゃんの言葉を耳にしてからは、少しでも母に動いてもらい、疲れたと言いながらも笑顔の母を見たいなと思うようになりました。
次回はいつ実家に帰るか分かりませんが、「お母さん、チキンのトマト煮とジェノベーゼ味の温野菜サラダ、今度作っておいてね!」と、こんなリクエストをしてみます