糸リフト(リフトアップ糸)は理論的に成立しない!
COVIDの大流行により、世界で最もニーズが増えたのが美容整形でした。
マスクで施術部分を隠せるのと、リモートワーク増加が理由です。
日本では、45歳以上の方がプチ整形を受ける割合が多くなっています。
老化の入口ほど、アンチエイジングに走りやすいということですね。
インフルエンサーによるSNSの流行に伴い、美容整形は「隠す時代」から
「公表する時代」へと様変わりし、自ら進んでモニター応募する方も
増えました。美容整形がそれだけ身近になったとも言えます。
しかし、美容整形の中でも日本人は「プチ整形」を好む傾向があります。
ここが欧米人との決定的な違いです。
ダウンタイムもなく「手軽に若返る」という広告を見ると誰でも興味を持ちます。
しかし、そのような魔法のように聞こえる手術も、実際に受けてみると大した効果がないものもあります。
美容整形やアンチエイジング治療には様々な治療があるように見えますが
その中でも本当に効果のある治療は実は限定されます!
●糸リフト(切らないリフトアップ)とは
派手なCMや広告の宣伝により、今は誰でも「糸リフト」という言葉くらい聞いたことがあると思います。
Youtubeでも糸リフトの手術動画を公開しているクリニックは多数あるので、どんな手術か一度見てみるといいでしょう。
糸リフトは顔の中に糸を入れて引っ張り上げるだけの簡単な手術です。
ダウンタイムなく、誰でも手軽に簡単に若返ることが出来るという宣伝で
多くの方が治療を受けているのではないでしょうか?
糸リフトは針穴から糸を入れて引っ張るだけですので、特別な解剖知識も
必要ありません。医師なら1回見れば誰でもできてしまう位の簡単な治療です。
各クリニックが他院との差別化を図るために、魅力的なネーミングを色々とつけていますが、基本的にどこもやっていることは同じです
●糸リフトの実態
エイジングになると、額のシワ、目元のなだれ、ほうれい線、マリオネットラインが目立ち、顔の輪郭が四角くなってきますよね。
(本当はもっと山ほどありますが。。。)
ここで気になるのは「顔の下半分のタルミ」です。
このタルミとは「皮膚の余り」の事を言います
ではリフトアップの糸でフェイスラインを引っ張り上げるのはいいですが、その皮膚の余りは一体どこに行くのでしょう
リフトアップ糸の手術は、耳の上の髪の毛の生え際の辺りから糸を入れて、耳の方向に(斜め上)に引っ張り上げます。
しかし、引っ張りあげることで、耳の上付近で、皮膚のしわ寄せ(ダブつき)おきます。
その為、引っ張り上げた皮膚はひきつれたようになります。
しかし心配無用で、このひきつれは徐々に元に戻ります。
つまり、ひきつれが戻るという事は、同時に顔のたるみも元に戻るという事 だから糸リフトは理論的にも成立しない意味のない手術なのです
しかし、術後は顔が引きあがったように見えるので、リフトアップしたと勘違いする人も多いのです。
そして、数か月してタルミは元に戻ってしまうので、また糸を追加しにいく。
気づいた時には、顔中が糸だらけという状況になります
だからクリニックの症例写真は半年後とか、1年後の写真はないのです。
術後の引きあがった写真だけを見せて、リフトアップしたと見せかけているだけ。
●糸リフトは効果がない!
この手術を数回行うことで、意味がないことを繰り返している事にようやく気づくのです。
これだけでも70~80万円のお金が無駄に消えたということになります。
悲しい事実ですが、クリニック側も効果がないのを分かってやっています
なぜなら糸リフトは非常に儲かるからです。
糸リフトは特別な技術も必要なく、簡単な手術で数十万円の利益が出るので、クリニックにとってはドル箱
糸で引っ張るだけで手軽に若返るなら、誰でもやりたいですよね?
しかし、そんなうまい話はありません。
そんな簡単に若返るなら、世の中にタルミのある人はいなくなります。
本当に効果があるのは、皮膚を剥離して引っ張り上げて、余った皮膚を
切り取るフェイスリフトです。これは、理にかなった手術です。
しかし、本当のフェイスリフトは解剖学の知識や、高度な技術を要するため、できる医師は限られています。
またタルミというのは非常に複雑で、簡単な糸リフトだけで治せない部分がほとんど
なぜなら、それはタンパク不足、骨の減少、脂肪の減少などが複雑に絡み合って、今のお顔になっているからです。
それにタルミが気になるということは、もう既に老化は顔全体に広がっており、もはや顔の下半分だけの問題ではありません…
●最後に
私は長年、このタルミについて、深く勉強してきました。
そしてタルミはそんな簡単に治せるものではありません!
タルミというのは不可逆的変化。
どれだけ技術が進化しても、エイジングは止まらないのです
だからこそ予防が大事!
タルミができてしまってからでは遅いのです
しかし日本人はプチ整形を好む傾向にあります。
だからこそ営利目的のクリニックに引っ掛かりやすい。
確かに情報がオーバーフローの時代、真理に辿り着く事は
難しいと言えるでしょう。
美容整形の医師は増えても、本当に適切な手術を行える医師は
むしろ減っているのが事実。
今はSNSの得意な先生が、人気のドクターになっている時代。
しかし患者側は、それを見極める正しい知識を持つことが重要です。
私の施術では、これまで美容整形レベルの結果を多数出してきました
但し、美容は1回やって終わりではありません。
沢山のお客様と関わる中で、やはり施術を続けておられる方は老化のスピードがかなりスローか10年経ってもほとんど変わらないくらいです
「美にエレベーターのような近道はありません」
「今の自分は、過去の選択により出来上がった結果です」
将来、「過去の自分にありがとう」と言いたくなるような
選択をしていきましょう
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