修行の心得② | 密教占い・密教宿曜占星術

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一光寺は修験道の団体というわけではありませんが、

私が修験道の修行をやってきたこともあって、

修行の一環として修験道の修行を取り入れています。

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ですから、修験道の行者達が行っている

峰中に行う十界修行というものを

意識して修行しております。

 

十界というのは、

地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、

人間界、天道界、声聞界、縁覚界、

菩薩界、仏界ことです。

 

一つだけ説明すると地獄界の修行とは、

「あらゆる苦しみに耐える行」のことで、

お山の修行の際には、

炎熱に苦しみ、雨風、寒冷の苦しみに耐え、

様々な耐え難い苦しみを耐える。

 

それが地獄道克服の修行となります。

 

いつも心乱すことのない人であっても、

身心共に疲れてきたり、

耐え難き苦しみが続いたりすると、

自分の悪い心が湧き出てきたりします。

 

悪業深い人なんかだと、

やたらとしょーもないことばっかりを考えたり、

来たことに後悔してきたり、

一緒に歩く人達にイライラしてきたり、

様々な思いが湧いてくることでしょう。

 

それが己の本性。

 

その悪なる本性に繋がろうと

魔が行列をなすのでございますオバケオバケねこへび

 

他にも魔の誘いは沢山あります。

 

一生懸命修行している人の邪魔をしたり

するのも魔の所業です。

 

やたら話しかけてきたりとか、

修行中に決めた決意を破らせようとする

発言をしだしたりする。

 

お坊さん同志と修行に行ったら、

そういうのはほとんど無いですが、

一般の人がいるとそういうことが多々ある。

 

霊山という俗世から離れた場で修行をして、

悟りの道を開くというのが修験道の教えであり、

生活や家族、友人など修行の妨げとなる

世俗の生活を捨てて、同じ志をもつ仲間のいる

サンガにて仏道修行に励むことが

お釈迦さまの教えでもありますから、

修行をする気のない者が修行という場に

来る必要はないのです。

 

なので修行者は無意識に他人の修行を

邪魔をしている人には注意をしないといけません。

 

そのような人が多ければ多いだけ

修行ができる場所ではなくなり、

仲良しグループの登山やハイキングになってしまって、

修行としては何の意味もなくなってしまうでしょう。

 

霊山での修行ということになると、

良いも悪いも見えない力の影響を受けます。

 

悪い影響を受ければ元気だった体が

突然重たくなってくることもあります

 

そんなことでしんどくなってくると、

欲望がむき出しになり自分をコントロールすることが

難しくなりますが、だからこそ情けない自分にも、

性格の悪いダメな自分にも気付くことができ、

悪業を解消するために必要な根本原因を

神仏から教えて頂けたりするのです。

 

それを超えるまでが大変なのですが、

修行が進めば次の段階に入っていけます。

 

進めば進むだけ修行に集中することが

できるようになりますが、

日常でも同じ状態にもってくるのは

さらに修行が必要になるので、

俗世に関わって生きている以上、

より修行に集中できる場所を

修行者全員で作っていく優しさが必要なのです。

 

そして、年に数回しかない登拝行などは、

より早く進みたい為の人の修行の場ですから、

修行に参加するのなら「私は檀家じゃないから」とか、

「私は得度してないのに・・・」とかは関係ないので、

檀家でも得度者であっても修行に来られる時には

修行の心得を旨に参加していただけると幸いです。

 

あと、よりよい修行の場を作っていく為に、

今後は修行中の場を乱す人などや、

指示に従わない人などがいましたら、

真面目に修行したい人達の為にも、

次回からの参加はお断りさせて頂くのでご了承ください。

 

それは護摩行でも遍路行であっても

何でも同じですからよろしくお願いします。

 

ちなみに私が修行をして

法力を得ることができればできるだけ、

縁ある皆さんの為にする加持祈祷も

よりよいものになると考えれば、

修行の邪魔をすることは、

自分の首を絞めることになるだけなのです。

 

修行者達が功徳を積み、

幸せな者達が増えれば増えるだけ、

縁ある者達にもその功徳の力は影響していくので、

修行者を応援することが、いずれ自分の為にも

繋がっていくことも知っておいた方がいいでしょう。

 

合掌

 

金剛山一光寺