春の風に乗って高校を卒業し、「18歳=おとな」の切符を手にしたあなた![]()
世の中には、その初々しい切符を狙う“悪い大人”もウヨウヨいます。
国の相談窓口には、18・19歳だけで年間約1万件ものトラブル相談が寄せられているんですよ![]()
この記事では「なぜ狙われるの?」「どう身を守るの?」を、解説します。
18歳になったとたん消費者トラブル急増のワケ
親のハンコが要らなくなる
2022年から成年年齢が18歳に下がり、サイン一つで高額契約が成立。
未成年者取消権という“最後のセーフティネット”が外れるのです。
悪い大人の口車に乗せられて、高~いお買い物をしちゃった場合、
未成年なら「幼いんだから騙されてもしかたないよね。」ってことで、この未成年者取消権という救済手段がありますが、
18歳になって成人してしまったら「大人なんだから、君が悪い。」といきなり突き放されます。
「大人っぽく見られたい」気持ち
クレジットカードやスマホ決済を使いこなす姿に憧れ、「分割なら払えるかも」と安易に契約してしまうケースが目立ちます。
社会経験ゼロのスキマ
契約書や法律の言葉はまだ異国語。
そこを悪質業者はピンポイントで突いてきます。
18歳が狙われやすい主なトラブル5選
脱毛エステの“無期限プラン”
「今だけ半額」「カード作れば月々ラクラク」と甘い言葉で40万円超えのローンを組ませる手口がトップ。
SNSチケット詐欺
好きなアイドルのチケットを「定価以下で譲るります」とDM。
電子マネー番号を送った瞬間、相手は雲隠れ。
副業・投資の“簡単にもうかる”商法
「スマホで転売」「暗号資産で倍々」—実は高額な情報商材を買わされるだけ。
美容医療の“お試し0円”
カウンセリングは無料でも、帰るころには50万円のローン用紙が目の前に。
賃貸アパートの原状回復トラブル
退去時に「壁紙全部張り替えで20万円」など、不当な請求を受ける例も増加。
どうして引っかかる? 若者の心理と社会のスキマ
仲間の目が気になる
友達がやっているから安心、と判断を他人に丸投げしがち。
情報はスマホがほぼ100%
広告と体験談の区別がつきにくいまま“いいね”を信用。
「断ったら悪いかな」症候群
対面営業で押し切られ、帰宅後に冷や汗…という相談多数。
「断るにしても、正直に誠実に向き合うべきだよね。」
という、学校では先生が満点をくれる考え方は、残念だけど、大人の世界では、ただただ食いものにされてしまうものです![]()
成人したら、相手が本当にしっかり向き合うべき人かどうか見極める力や、上手にピンチを回避するスキルが大切になってきます。
馬鹿正直に、まっすぐ向き合える相手が、いかに貴重な存在かということを、身をもって知ることで、人は大人になっていくのです(遠い目)
今日からできる!3つの心構え
① ストップ:その場で即決しない
「ちょっと考えます」のひと言は最強の盾。
帰宅して冷静になるだけで被害は激減します。
② シンク:数字を紙に書き出す
総額・分割手数料・返済期間を目で見ると、高い買い物かどうかがハッキリ。
③ コンファーム:必ず誰かに相談
友達より大人世代に聞くのがコツ。
大人になったばかりの18歳にとっては、生まれて初めて聞くような儲け話も、大人にとっては「よくある詐欺」という事は多々あります。
周りの大人のみなさんが「子供の前でそんな話(お金や色恋の黒い話)するもんじゃない
」って言ってたことありませんか?
自分と同じようにフィルタリングで守られていた同世代のお友達に相談するより、大人に相談するのが吉です。
迷ったら全国共通の消費者ホットライン「188(イヤヤ!)」へ電話しましょう。
困ったときの駆け込み寺
クーリング・オフ
多くの契約は書面受領から8日以内なら無条件解除OK。ハガキでもメールでも可。
消費生活センター
地域の番号+「188」で最寄りにつながります。
専門相談員が手順を教えてくれます。
証拠は保存
DM・契約書・レシート——とりあえず全部とっておけば後で役立ちます。
大事な書類はしっかり保存しましょう
学校でもらったプリントみたいに、ぽいぽい捨てるのはだめですよ![]()
おわりに
18歳は人生のスタートライン。
車でいえばまだ“慣らし運転”の時期です。
スピードを出しすぎず、標識(契約書)をよく見て、安全運転で社会という大きな道路に合流しましょう。
もしエンスト(トラブル)しても大丈夫。
「188」のロードサービスがいつでも待っています。
「ストップ・シンク・コンファーム」を合言葉に、安心して新生活を楽しみましょう!
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