結婚前しか来たことのない私の地元に突然現れた夫。
２週間無視し続けても、いつも通りの爽やかな顔で、
りーちゃん会いたかったよと肩を抱かれた。
激務の中徹夜で来てくれて、
もう会いたくないと思っていたけどやっぱり本音は嬉しかった。
それなのに、
「もう気は済んだよね？
このまま一緒に帰ってもらう。ご両親には僕から連絡してあるから。」
「子供はどうするの？置いて帰れるわけないじゃない！！」
「子供は迎えを寄越す。別に親がいなくても困らない。」
そんなわけないでしょう？
「僕もそうだったから大丈夫だよ。
親に世話された記憶はないし、一緒に何かした記憶もない。
だけど、いい学校にも入れたし僕は優秀だよ。
手を引いてやらないとわからない子供はいらない。」
「母親がわざわざ子育てしなくても、そのためにお金がある。」
「もう二度とこんなことしないでね。」
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