もう8月ですよ
暑い~、暑いよ~、って言ってたら、もう8月です。
そんなことにはおかまいなく、ドラマはたくさんやってきます。
「馬医」
7月29日(月)から BS日テレ 月~金曜 17:00~18:58
2012年、MBC月火ドラマ、全50話。
BS日テレでは2話連続放送です(野球中継があるときは2話目がお休みになることがあります)。
医学の道を志すドジュンは朝廷内の陰謀に巻き込まれ、友人ミョンファンの裏切りから無実の罪を着せられ処刑されることに。
その後生まれた息子のクァンヒョンも処刑されるところだったが、女児であれば処刑をのがれることから、直前に奴婢ソックの娘チニョンとすりかえられる。
ソックの息子として牧場で育てられたクァンヒョンは、腕利きの馬医として成長していく。
クァンヒョンにはチョ・スンウ氏。
クァンヒョンの実父ドジュンにはチョン・ノミン氏。
育ての父ソックにはパク・ヒョックォン氏。
チニョンにはイ・ヨウォン氏。
ドジュンの友人ミョンファンにソン・チャンミン氏。
ドジュンとミョンファンの同僚、医女長インジュにユソン氏。
ミョンファンの息子ソンハにイ・サンウ氏。
恵民署(ヘミンソ)の署長ジュマンにイ・スンジェ氏。
BS日テレの「イ・ビョンフン監督作品一挙放送」の第7弾です。
2012年、MBC演技大賞を受賞しました(チョ・スンウ氏)。
「ホ・ジュン」、「チャングム」、「イ・サン」、「トンイ」に続いてイ・ビョンフン監督がテーマにしたのは、獣医。
馬のお医者さんから王の侍医になった実在の人物、ペク・クァンヒョンがさまざまな苦労や人との出会いを経て成長していくストーリー。
チョ・スンウ氏はミュージカル界ではトップスター、映画出演はあってもドラマ出演はありませんでした。
イ・ビョンフン監督は「チャングム」の頃からチョ・スンウ氏にずっとラブコールを送っていて、ようやく本作で初ドラマ出演となりました。
どの俳優さんたちの演技も安定しているのでとても見やすいドラマ。
一挙放送を順にご覧の方はお分かりのように、イ・ビョンフン監督作品のこれまでのストーリーの進め方も完璧に踏襲されていて、その点も安定感抜群です。
「イ・サン」
7月31日(水)から BS松竹東急 月~金曜 12:00~13:00
2007年、MBCの月火ドラマ、全77話。
1762年、第21代王・英祖(ヨンジョ)の息子、思悼世子(サドセジャ)は何者かの陰謀により謀反の罪を着せられる。
英祖の命により米びつに閉じ込められた世子は、そのまま非業の死をとげる。。。
世子の息子サンは、父を救えなかった無念を胸に王位継承者に。
サンの父を陥れた黒幕の派閥は、サンの命まで狙うようになるが、危機や困難を乗り越えつつ、祖父の英祖から王としての哲学を学んでいく。
イ・サンにはイ・ソジン氏。
サンの子供時代にはパク・チビン氏。
幼少の頃から友情をはぐくむソンヨンにはハン・ジミン氏。
同じく、後にサンの護衛となるテスにはイ・ジョンス氏。
祖父に当たる英祖にはイ・スンジェ氏。
サンの正室、ヒョイ王后にはパク・ウネ氏。
朝鮮王朝第22代、正祖(チョンジョ)の半生を描くイ・ビョンフン監督作品。
結構な長編のなか、若い頃からこれでもかというくらい生命の危機にさらされるのですが、それをかわして乗り越えるイ・サンはかなりの強運の持ち主。
サンを支える味方グループ、命を狙う敵グループにはいずれもイ・ビョンフン監督作品御用達の俳優さんたちが登場します。
BS日テレではイ・ビョンフン監督作品を一挙放送していますが、偶然ながら他局でも放送が重なっていて大盛況のようです。
「スノードロップ」
7月31日(水)から BSJapanext 月~金曜 19:00~20:00
(JTBC番組サイトより)
2021年、総合編成チャンネルJTBCのドラマ、全16話。
Japanextでの放送話数は不明です。
ある日、女子大の寮に血まみれで飛び込んできた大学生のスホ。
偶然にも先日の集団お見合いで、彼に一目惚れしたばかりだった女子大生のヨンロは、厳しい監視のなか彼を介抱する。
やがて二人は恋に落ちるが、スホは北朝鮮から潜入したスパイであった。
スホの秘密を知りショックを受けるヨンロだが、実は彼女にも隠していた秘密があった。。。
北朝鮮の工作員、スホにはチョン・ヘイン氏。
女子大生ヨンロにはキム・ジス氏(BLACKPINK)。
外科医のチョンヤにはユ・インナ氏。
安全企画部のガンムにはチャン・スンジョ氏。
寮長のスンヒにはユン・セア氏。
原題は「雪待花」。
1987年のソウルを舞台に、時代の流れに翻弄される若い男女の切ないロマンスを描いた作品。
ちょうど韓国の民主化運動の激しかった頃を舞台にしていて、未完成のあらすじが流出したことで放送前から歴史歪曲議論が起きました。
さらには、撮影・放映の中止を要求する国民請願が大統領府に大量に届き、JTBCがキャストの役名変更など異例の釈明回答を公表、なんとか放送開始に至りました。
日本のドラマでも昭和の頃には「主人公を死なせないで~」なんていう「嘆願書」がテレビ局に送られた話がありましたが、そんな生っちょろいものじゃなかったようですね。
過去をとても大事にする人々ですから、黙っていられなかったのでしょう。。。
そんないろんな出来事があった作品ですので、一度見ておかれてはいかがでしょうか。
「被告人」
8月2日(金)から BS松竹東急 月~金曜 10:00~11:00
2017年、SBS月火ドラマ、全18話。
松竹東急では再編集、全21話での放送です。
不正や悪に立ち向かう検察庁のエース検事ジョンウ。
ある日目を覚ますと刑務所にいることに気づいたジョンウは当惑する。
なんと彼は妻と娘を殺した罪で服役しており、事件当日から4ヶ月間の記憶を失っていた。
誰もジョンウの主張を信じない中、新人弁護士のウネが彼の弁護を引き受ける。
一方、殺人容疑でジョンウに追われていたチャミョングループ副社長ミノは、双子の兄ソノを殺害し彼になりすましていた。。。
検事のジョンウにはチソン氏。
弁護士のウネにはユリ氏(少女時代)。
ミノにはオム・ギジュン氏(ソノとの二役)。
ジョンウの友人ジュニョクにはオ・チャンソク氏。
ソノの妻ヨニにはオム・ヒョンギョン氏。
ミノの偽装工作を見破り、逮捕の寸前まで至っていたジョンウが、いきなり服役というところからのストーリー展開が興味津々。
本作でチソン氏はこの年のSBS演技大賞を受賞。
双子の二役を演じたオム・ギジュン氏も、不気味な悪役が鳥肌ものの迫力です。
「グッジョブ」
8月3日(土)から BSTwellV 土曜 13:00~15:00
(ENA番組サイトより)
2022年、ケーブル局ENAのドラマ、全12話。
TwellVでは再編集、全16話での放送です。
財閥の会長ソヌは、20年前に亡くなった母の遺品のネックレスの行方を追うため裏では探偵をしていた。
一方、特殊な動体視力を持つセラは、その能力をバレないように駆使しながら色々なバイトをしている。
そんなある日、職場にやってきたソヌを怪しんだセラだったが、彼にまんまと逃げられてしまう。
会長(兼 探偵)のソヌにはチョン・イル氏。
超視力を持つセラにはユリ氏(少女時代)。
ソヌの相方ジンモにはウム・ムンソク氏。
セラの親友ナヒにはソン・サンウン氏。
ひょんなことからソヌと再会したセラは、彼が財閥の会長であることを知ります。
ソヌもまた彼女がずば抜けた視力の持ち主であることを知り、ふたりはバディを組むことに。。。
「梨泰院クラス」(2020年、JTBC)のスタッフが演出をてがけ、ENAが「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022年)の次作ドラマとして制作。
チョン・イル氏とユリ氏は「ポッサム」(2021年、MBN)以来、2度目の共演。
育った環境は違うけれど、人一倍の正義感と行動力が共通するふたりが相棒になって、事件の真相を解明していくプロセスを楽しんで下さい。
ユリ氏は上で紹介した「被告人」にも出演、いい感じでキャリアを重ねてますね。
「ファントム」
8月3日(土)から BS松竹東急 土曜 23:30~0:30、日曜 1:00~2:00(土曜深夜です)
2012年、SBSの水木ドラマ、全20話。
松竹東急での放送話数は不明ですが、前回は全27話での放送でした。
ある夜、人気女優ヒョジョンの飛び降り事件が発生。
デマに悩んでいたヒョジョンは事件の直前、SNSに遺書を残しており警察では自殺と判断される。
だが、国際的ハッカー「ハデス」の行方を追っていたサイバー捜査隊のチーム長ウヒョンと刑事ガンミは、ハデスがハッキングしたIPアドレスがヒョジョンの自宅のものと知り、事件との関与を疑う。
そんな中、ハデスのハッキングによりヒョジョンの事件動画が流出し、他殺だったことが判明する。
ウヒョンはハデスを追うが、その正体は警察学校時代の親友ギヨンだった。
サイバー捜査隊のウヒョンにはソ・ジソプ氏。
刑事のガンミにはイ・ヨニ氏。
暴力課刑事のヒョクジュにはクァク・ドウォン氏。
セガン証券代表のヒョンミンにはオム・ギジュン氏。
ウヒョンの同期ギヨンにはチェ・ダニエル氏。
記者のスンヨンにはソン・ハユン氏。
女優のヒョジョンにはイ・ソム氏。
原題は「幽霊」。
「サイン」(2011年、SBS)のキム・ウニ作家の脚本です。
韓国で初めてサイバー捜査を扱ったドラマ。
ハッキングで真実を公開し、様々な陰謀を解明してきた新聞社代表のギヨン。
ヒョジョンの事件の真相を解く鍵を探すうち、ギヨンはウヒョンの秘密にたどりつきます。
ついに対峙した二人は爆発事故に遭遇、ギヨンは亡くなったウヒョンになりすまし、サイバー捜査隊に潜入する。。。
サイバー攻撃、ネットを利用した詐欺、誹謗中傷など、デジタル社会の闇に潜む犯罪は、制作から10年以上たった今も改善どころか悪質化が問題となっているところ。
その根源は、デジタル機器を扱う人間の側にあるんですけどね。。。
一人二役をクールに演じたジソプ氏はもちろん、いかにもたたき上げって感じの刑事を熱演したクァク・ドウォン氏がとても印象的でした。
またまた登場のオム・ギジュン氏、ただでは終わりませんよ~。
今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。