梅雨直前にドラマをどうぞ  

 


今回はちょっと少なめ、かな?

では、さっそく。

 

 

「運命のように君を愛してる」


6月11日(火)から BSJapanext 月~金曜 11:00~12:00

 


(MBC番組サイトより)


2014年、MBC水木ドラマ、全20話。


短命の家系に生まれ、結婚と跡継ぎをせかされる宗家の一人息子ゴン。
一方、お人よしで頼まれたことは断れない平凡な契約社員のミヨンは、便利だが大切にされないことで「付せん」と呼ばれ、いつも損ばかりしていた。
別々の道を歩んでいたゴンとミヨンだが、ある日強烈な出会いを果たし、ゴンを陥れようとするある策略によりふたりはなんと一夜を過ごしてしまう。
後にミヨンの妊娠が発覚し、しぶしぶ結婚を決意する二人だが。。。


御曹司ゴンにはチャン・ヒョク氏。
契約社員ミヨンにはチャン・ナラ氏。
ゴンの恋人セラにはワン・ジウォン氏。
ミヨンをたえず気にかけるダニエルにチェ・ジニョク氏。
台湾の大ヒットドラマのリメイク。


スキャンダルにまきこまれ、最悪な出会いをした二人の行く末は???
大ヒット作「明朗少女成功記」(2002年、SBS)以来、チャン・ヒョク氏とチャン・ナラ氏が12年ぶりの共演を果たし、当時話題になりました。
ドタバタラブコメディかと思いきや、シリアスにホロッとさせるところもあり、そのバランスがよくとても面白かったです。
偏屈だけど根は優しいゴン、優柔不断だけれどセンスのあるミヨン。
チャン・ヒョク氏とチャン・ナラ氏の息がとても合っていて掛け合い漫才のようで、ストーリーもキャストもしっかりしたドラマとしておススメしたいです。



「ミセン-未生-」


6月11日(火)から BSJapanext 月~金曜 17:00~18:00

 


(tvN番組サイトより)


2014年、ケーブル局tvNのドラマ、全20話。
Japanextでは再編集、全34話での放送です。


棋士を目指すチャン・グレは、父の死をきっかけに棋士の道をあきらめ、母のつてで企業のインターンに。
会社員経験もなく周りから遅れをとるグレだが、何とか2年の契約社員として入社し、営業3課に配属される。
囲碁で培った洞察力を活かして少しずつ役に立つようになり、グレはオ課長やキム代理にも認められるようになる。
一方、グレと同期入社のヨンイは資源課に配属されるが、優秀でありながら女性だからとまともな仕事を与えられず悩んでいた。


グレにはイム・シワン氏。
ヨンイにはカン・ソラ氏。
同期入社のベッキにはカン・ハヌル氏。
同期入社のソンニョルにはピョン・ヨハン氏。
オ課長にはイ・ソンミン氏。
キム代理にはキム・デミョン氏。


ユン・テホ氏作の同名ウェブ漫画が原作。
雇用問題では日本同様、悩みの多い韓国でリアルな社会問題を取り上げたこのドラマは、会社員に広く支持を得てケーブル局としては異例の大ヒットを記録しました。
若手社員から中間管理職、上層部に至るまで、実在しそうな会社員像が描かれていて、働く人なら誰でも「あるある~」を共感できます。
イム・シワン氏、カン・ソラ氏、ピョン・ヨハン氏、カン・ハヌル氏はそれぞれ、いろいろなタイプの新入社員をよく表現しています。
若手俳優が揃っていながらラブラインがない、というのがまた、いいんです。
やはり、私の「推し」はイ・ソンミン氏演じる熱血オ課長ですね~。
韓国ドラマを見始めてから20年になりますが、近年ではおススメしたいドラマの筆頭に入ります。
まだの方はぜひご覧ください。



「トンイ」


6月12日(水)から BS日テレ 月~金曜 17:00~18:58

 


(MBC番組サイトより)


2010年、MBCの月火ドラマ、全60話。

BS日テレでは、2話連続放送です(野球中継があるときは2話目がお休みになることがあります)。


朝鮮王朝第19代粛宗(スクチョン)の治世の頃、有力党派南人(ナミン)の高官が殺害される事件が起こる。
黒幕のテソクは奴婢の逃亡を助ける秘密組織、剣契(コムゲ)に罪を着せ、捕らえられた首領は命を落とす。
賤民の娘トンイは、殺害された高官の最期を目撃し、テソクたちから追われることに。
実はトンイの父は濡れ衣を着せられた剣契の首領だった。
トンイは父と兄が巻き込まれた事件の真相を探るため、宮廷に入り下働きを始めるのだが。。。


粛宗の側室となり、のちの第21代英祖(ヨンジョ)の母となった淑嬪(スクビン)チェ氏、トンイにはハン・ヒョジュ氏。
王様、粛宗にはチ・ジニ氏。
この時代には欠かせないチャン・オクチョン(チャンヒビン)にはイ・ソヨン氏。
トンイの兄の親友、チョンスにペ・スビン氏。
イニョン王后にはパク・ハソン氏。


イ・ビョンフン監督作品一挙放送の第6弾。
2010年MBC演技大賞を受賞しました(ハン・ヒョジュ氏)。
朝鮮王朝第19代粛宗(スクチョン)から第22代正祖(チョンジョ)、この時代は歴史ドラマでもよく取り上げられているのはご存じのとおり。
歴代の作品と比較するとどぎつい悪人もおらず、柔らかめの描き方かな、個人的にはそんな感想です。
イ・ソヨン氏のチャンヒビンもそれほど極悪ではないし、イニョン王后は超イイ人です。
今や立派な女優さんに成長したキム・ユジョン氏がトンイの少女期を演じているのも見どころ。


一挙放送を順にご覧になっている方はお分かりと思いますが、イ・ビョンフン監督は宮廷のさまざまな部署をひとつずつドラマで紹介していまして、「ホ・ジュン」(1999年)では医療、「チャングム」(2003年)では調理、「イ・サン」(2007年)では絵画の部署でした。
今回の舞台は、宮廷の音楽をつかさどる掌楽院(チャンアゴン)。
史実上のトンイ(淑嬪チェ氏)は掌楽院にいたわけではなかったようですが、ドラマごとに宮廷の中の組織を少しずつ知ることができる演出になっているのは面白いですね。

ちなみに、「ミセン」「トンイ」は同時間帯の放送ですので、どちらを見るかは、、、迷ってください。。。


今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。