連休も活況  

 

 

では、さっそく。



「キム秘書はいったい、なぜ?」


5月7日(火)から BS松竹東急 火~土曜 1:00~2:00(月~金曜の深夜です)

 


(tvN番組サイトより)


2018年、ケーブル局tvNのドラマ、全16話。
5月3日に始まった放送の再放送です。



「火の女神 ジョンイ」


5月7日(火)から テレビ埼玉 月~木曜 12:30~13:30
(関東ローカルです)

 


(MBC番組サイトより)


2013年、MBC月火ドラマ、全32話。
テレ玉での放送話数は不明です(これまでの記録ではほぼ全46話でした)。


朝鮮第14代王・宣祖(ソンジョ)のころ、陶磁器の名匠・沙器匠(サギジャン)のガンチョンとウルタムは陶磁器製造所である分院(プノン)の最高官職の座をめぐり勝負をする。
宣祖はふたりが作った茶器を気に入るが、仁嬪キム氏とガンチョンの計略に陥ったウルタムは、無実の罪で分院から追放される。
同じ頃、沙器匠の助役ヨノクは分院の窯の中で女児を出産するが、師匠のウルタムに娘を託しこの世を去る。
ウルタムにジョンと名づけられた赤ん坊は、おてんばな少女に成長する。
そんな中ウルタムは分院に戻る機会を得るが、ガンチョンの刺客に暗殺されてしまう。
ジョンは、ウルタムを侮辱するガンチョンの言葉を耳にし、沙器匠となって父の無念を晴らそうと決意する。


陶工となるジョンにはムン・グニョン氏。
光海君(クァンヘグン)にはイ・サンユン氏。
ジョンの幼なじみテドにはキム・ボム氏。
ジョンのライバル、ファリョンにはソ・ヒョンジン氏。
ウルタムにはイ・ジョンウォン氏。
ガンチョンにはチョン・グァンリョル氏。
ガンチョンの息子ユクトにはパク・コニョン氏。
宣祖にはチョン・ボソク氏。
光海君の兄、臨海君(イムヘグン)にはイ・グァンス氏。
仁嬪キム氏にはハン・ゴウン氏。


実在した陶工をモデルにしたサクセスストーリーを超豪華なメンバーで。
女性では初めて宮廷陶工となり、文禄の役のあと九州に渡来し多くの陶工を指導、「有田焼の母」と呼ばれたペク・パソンがモデルになっています。
渡来以来、故郷に戻ることもなかったため、韓国では彼女のことはあまり知られていないそうです。
ジョンの少女期を演じたチン・ジヒ氏をはじめ、少年・少女期の子役俳優さんたちも大活躍です。
これだけの豪華メンバーだったのですが、「グッド・ドクター」(KBS)が同時間帯にあり、苦戦したようです。
かわいそうと思ったあなた、見てあげてください。



「ホジュン 宮廷医官への道」


5月8日(水)から BSフジ 月~金曜 10:00~11:00

 


(MBC番組サイトより)


1999年、MBC月火ドラマ、全64話。
BSフジでは再編集、全69話での放送です。


郡の長官の子に生まれながら、妾の子であるがゆえに蔑まれるジュン。
学識の高さと度胸では一目置かれるものの、酒と女に溺れる自堕落な日々を送っていた。
そんな中、ジュンはダヒという女性と出会い、ふたりは恋に落ちる。
反逆者として追われるダヒと彼女の父に加担した罪で、ジュンは故郷を追放される。
母とともにたどりついた山陰(サヌム)の地で、貧しい人々に医術を施すウィテを知り、ジュンは医師となることを決意する。


ジュンにはチョン・グァンリョル氏。
ダヒにはホン・チュンミン氏。
山陰の医師ウィテにはイ・スンジェ氏。
ウィテの息子ドジにはキム・ビョンセ氏。
ウィテの友人の娘イェジンにはファン・スジョン氏。


庶子という不遇の環境から苦労を重ね、朝鮮最高の名医までのぼりつめた実在の医師ホ・ジュンの生涯を描き、平均47.1%(!)という時代劇では最高の視聴率を記録しました。
韓国の自然あふれる地方での撮影や、専門の医学監修チームによる豊富な韓医学情報を盛り込むなど、当時には珍しかったこだわりのドラマ制作が人気を呼びました。
立ちふさがるトラブルやライバルの妨害にも立ち向かうホ・ジュンの闘志や、治療により瀕死の病人まで回復する(!)仰天の演出も見どころ。
イム・ヒョンシク氏、イ・ヒド氏などイ・ビョンフン監督作品御用達のバイプレーヤーがこの作品から出てきます。
私はもうずいぶん前に視聴済ですが、確かにトラブルなく終わる回はなかったような、、、その分最後まで退屈しません。
韓国では記憶にも記録にも残る作品です。


ちなみに、同じホ・ジュンを扱った「ホジュン~伝説の心医~」(2013年、MBC)もBSTwellVで放送されていますので、比べながら見られてもよいかと。
余談ですが、チョン・グァンリョル氏版ホ・ジュンの前にもホ・ジュンを扱ったドラマがあったみたいです。

 

 

2013年3月、ちょうど「ホジュン~伝説の心医~」が放送開始された頃の記事です。
ホ・ジュンは「鉄板ネタ」なんですね。。。
記事中の「執念」(1975年、MBC)にホ・ジュンとして主演したキム・ムセン氏は、「伝説の心医」の主演キム・ジュヒョク氏のお父さん。
キャスティングが親子で受け継がれる歴史があったなんて、初めて知りました。
イ・スンジェ氏が必ず出演しているのもなかなか感慨深いです。



「風と雲と雨」


5月11日(土)から テレビ埼玉 土曜 12:05~13:00
(関東ローカルです)

 


(TV朝鮮番組サイトより)


2020年、総合編成チャンネルTV朝鮮のドラマ、全21話。
テレ玉での放送話数は不明です。


名士の息子で秀才のチョンジュンは友人のインギュと肝試しで山奥に入り、ボンリョンという少女に出会う。
国王哲宗の隠し子であるボンリョンは人の未来を見通す力を持っているが、その能力を知られないよう隠れて暮らしていたのだった。
やがてチョンジュンとボンリョンは恋に落ちるが、ふたりの仲を嫉妬するインギュの企みにより彼女の母が捕らえられ、ボンリョンは母を助けるために能力を使ってしまう。
その力に目をつけた朝廷の有力一族の息子ビョンウンは彼女を監禁し、一族のために利用する。
5年後、役人となったチョンジュンは献上品を乗せた船で怪しい人物を追う途中、ボンリョンと再会する。


チョンジュンにはパク・シフ氏。
ボンリョンにはコ・ソンヒ氏。
インギュにはソンヒョク氏。
ビョンウンにはキム・スンス氏。
王族の興宣大院君(イ・ハウン)にはチョン・グァンリョル氏。


再会したふたりはビョンウンの策略で婚姻を提案されますが、婚礼の宴で起きた騒乱がきっかけで、チョンジュンの家は没落の憂き目に。
父親も失ったチョンジュンは、山奥で命明学(四柱推命)を学び、やがて観相師として名を馳せるようになります。
朝鮮最高の観相師と、霊能力を持つ王女、王位をめぐって暗躍する王族たち、そんな「キングメーカー」を史実とフィクションをまじえて描いた本格時代劇。
パク・シフ氏の歴史ドラマは「王女の男」(2011年、KBS)でもその実力はご存じのとおりですが、それも9年ぶりなんですねぇ。
TV朝鮮のドラマは制作本数的には年数本、それほど多くありませんが、「結婚作詞 離婚作曲」(2021年~)のようにシリーズ化した人気作もあり、「一球入魂」方式のようです。

今回、偶然ですが紹介した3本のドラマにチョン・グァンリョル氏が出演しています。
BS松竹東急で放送中の「ペク・ドンス」(2011年、SBS)も含めると4本、祭り状態です。
1980年にデビューしたグァンリョル氏、ブレイクしたのはやはり「ホジュン 宮廷医官への道」(1999年、MBC)だったようです。
その後は時代劇、現代ものドラマでも活躍、私もたくさんの出演作品を見ました。
わき役でも「この人はただでは終わらないよ」の期待を裏切らない俳優さんです。
近年は、悪役までいかないけど計略の主要人物だったり、主人公の過去の出来事に関わる重要人物などを演じることが多いですよね。
これを機会に、さまざまな年代のグァンリョル氏を楽しんでみて下さい。


今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。