こんばんは、蛍です。


6/17が終わろうとしています。


今日はどんな一日でしたか?



わたしは今日はおやすみだったので、

佐川さんを待ち構えてカバーアルバムをゲットし、

今までリピートしてずっと聞いてました。笑



夜は用事があり出ていたのでオオカミ少年はあとでみます〜

生配信もちょっとチラ見したけど見れてない…アーカイブ、残りますよね??残るって言ってました??まだ??まだなの??

と、ドキドキして待っているところです。笑





お話をもうずっと書いていなくて

でもこの日にはなんか書きたくて、

ギリギリまで粘って短編を書きました。

リハビリ作だと思ってお手柔らかにご覧いただければ……


(毎回言ってる)





でも、この時間にしたのは、

前にニノちゃんが、

「誕生日の終わる最後の最後くらいにあえてメッセージをおくって、今日一日あなたのことを考えていたよって言う」

みたいなことを言ってたような記憶があって、

(違ったかな)


そういう意味もあってこの時間になりました。





二宮和也さん!

お誕生日おめでとう!

世界で一番だいすきです!!!!!








__________





(side N)







汗の引き始めた肌がシーツの上を泳ぐ。


シワの寄ったシーツが肌をくすぐる。


指一本動かしたくないくらいに疲れきって、身体のあちこちも痛くて…気づかずに出してた声に喉も痛い。

それなのにこころは満たされて、しあわせで。

閉じたまぶたを上げるのも億劫で、なんとなく夢と現実の間にいるような、


こんなひとときが、たまらなく好きだ。




もうずっとお互い忙しくて、なかなかゆっくり会う時間も取れなくて。

連絡はさ、取り合ってはいたけれど。だから、まあ近況とかはわかってたけど。

実際に会う時間がなかなか。ね。


だから今日だってかなり無理やり時間作った感じ。

今日が終わるか終わらないかくらいの遅い時間に、翔ちゃんはうちに来てくれた。

どうしても今日中に会いたかった、なんて言って。


肌を合わせるのも久しぶりだったから、ちょっと緊張した。ちゃんとできんのかな、って。

でも俺以上に翔ちゃんは緊張してて、

まるで壊れ物を扱うようにそっと優しく俺を抱いた。


すっごく、満たされたな。








カチャ、と静かにドアを開ける音が聞こえて、

シャワーを浴び終えた翔ちゃんが戻ってきたのを耳で感じた。


キシ、って軽くスプリングを沈ませて隣に座る気配。

目にかかった前髪をそっと撫でられる感触。


俺が眠ってると思ってるんだろう。

静かに、優しく髪を撫でる。


顔がだんだん近づいてきて、鼻先が当たりそう。

気配でわかる。


キス………すんのかな。


してほしいな。





じっと目を閉じてその時を待つ。

ほら。吐息がかかってる。

翔ちゃん………。

はやく………。










(side S)




寝室に戻って、ベッドの脇に座れば、

ニノはほんの少し身じろいだ。


だいぶ伸びてきた髪がおでこを覆うのを、そっと分ける。

少し汗ばんだ髪。


さっきはこの髪を振り乱してニノは声をあげて、

そこに指を通せば、

焼けるほど熱い熱が伝わった。

本当に久しぶりの感触。

すっごく、満たされたな。




こんなに撫でてたら起きちゃうかな、起こしたら悪いな、って気持ちと、

起きてほしいなって気持ちが交差する。


なんだか、キスしたくなって、そっと顔を近づけた。




その顔が……

ふふ、ニノ……。

見たら分かっちゃうんだよな。

お前、起きてんだろ。


演技力抜群のお前の仮面が外れるくらい、

とろんとしたその顔は、

俺の大好きな表情。


行為が終わった後の気だるい時間、

甘えてキスを待つその顔は、きっと俺だけのもの。

ニノ本人だって知らないはず。


俺にしか見せないかわいいキス待ち顔をじっと目に焼き付けたくて、

鼻先をニノのそれに合わせたまま、じっと見つめる。




かわいいな……、キス、したいな。

白い肌、目の縁がほんのり赤くなって。


じーっと見ていたら、がばっ、とニノの両腕が俺の首筋に絡みついた。





「もう……はやくキス、してよ」


焦らしてんの?なんて耳元で囁かれて……





2人同時に引き寄せあって、唇が重なった。




とろんとした潤んだ琥珀色に見つめられて、

舌っ足らずに「ねえ、もういっかい……」なんて言われれば、

もう、焦らすとか我慢とかそんなのどっか行っちゃって。


久しぶりの夜を充分に楽しんだ。









今度こそもうなんも動けない…なんてニノはシーツの海に倒れ込んで、

ふたり、見つめ合う、



「次はいつまたゆっくり過ごせるかねえ」


「いやー、二宮さんお忙しいから」


「それは櫻井さんもでしょ」


「確かに」



ふふふ、て笑って、軽く唇を重ねる。



座長として年上としていろんな面で今は場をまとめることが多いように思うけど、

俺といるときには5人でいたときのようにもっと自由に甘えさせてあげたい。


だから、少しでもまた二人で過ごせる時間を作ってあげたい…なんて、

結局は俺がニノと一緒にいたいだけだけど。




疲れてうとうととする顔を見ながら、

記念日を一緒に終えられたしあわせとニノのぬくもりを腕の中に閉じ込めて、

俺も目を閉じた。
















おわり。