それは一瞬のような永遠のような。



そんなキス。



唇を離してアイツは、相葉さんは、
俺の目をのぞき込んで、「好きだよ」て囁いた。

その声が低くて甘くて、俺の動悸も激しくなって。



「ね…ニノも好きでしょ、オレのこと」

「うん………」



つい、正直になっちゃった。




相葉さんはそれを聞いてニッコ!ってほんとに嬉しそうに笑って、見てなくてもわかるくらい真っ赤になっただろう俺の頬を両手で包み込んで、もう一回キスをくれた。








うっとりしてたら、なんか、相葉さんの手が怪しく動き始めた。



「ちょ、待って、オマエどこ触ってんだよ!」

「えー、だから言ったじゃん、オレ、勃 っちった」

てへ、じゃねーのよ、おい、ちょっとっ……




まあコイツもまだ20代前半、あーいうの見ちゃってキスしちゃって……そんな気分になるのもわかる、
わかるけどさっ!




「ねえニノちゃん……ちょっとだけ、気持ちいいことしない?」

「え……マジか」

「うん、マジ。…ね、いいでしょ、ちょっとだけ……」

「う……うん」



そりゃね、俺だってまだまだ20代前半………好きなやつにこんなこと言われて、触られたらね……そんな気分になるのもわかる、よね。






さわさわと俺の背中を撫でてた手がだんだん降りてきて、
真ん中の大事なところに触れる。
ズボン越しに触れたその手が優しく動く。





「ねえ、触りっこ、しよ……?」

「んん………、ふ、っ……」

「んふ、ニノちゃんも固 くなってる……」




触られて、少しづつ形を成すソレをみて、相葉さんが笑った。




「……ん、っ……」

「もしかして、もう濡 れてきてんじゃないの…?窮屈そう」

「ばかっ……いちいち言うなよっ……」




今日もゆるゆるの私服だったから、相葉さんの手はあっさりと俺のズボンのウエストから侵入してきた。


ぎゅっと握られて息が詰まる。




「ほら、こんなに………もうさき っぽ、濡 れてんじゃん」

「だからっ、言うなよっ………」



なんなの?相葉さんってこういうとき、こんなタイプなわけ??
恥ずかしくて……でも嫌じゃない自分がもっと恥ずかしくて……




「んんんっ、んんっ……」

「ほら、どんどんおっきくなる……」




苦しいでしょ?て言ってずるっとズボンをおろしたから、ぴょこって俺のが飛び出た。
なんかすーすーする、ちょっと寒く感じて、ほんとに濡れてたのを実感する。




「ねえ、オレのも……」




俺の手を相葉さんが取ってぐっと引っ張って股 間に当てた。




「え、いつ脱いだのよ」

「さっき」




風呂上がりの楽なスウェットは、いつの間にか膝までおろしてあって、
直にそれを触ることになって、
急なことにびっくりして、ついぎゅっと握っちゃって。




「んっ……ちょっと、ニノちゃん大胆」

「あ、ごめん……」

「いいから……しよ」




自分以外のそんなのを触るとか初めてだし、こんな状態になったのを見るのだって初めてだし……って戸惑う間もなく、相葉さんのはバッキバキになってて。


それなのに、握ったらもっとぐんって固くなって。


てっぺんについていた丸い雫が、たらりと幹に沿って流れたのが見えて、
あまりのエ ロさにごくんってツバを飲み込んだ。














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次回、限定記事1話はさみます。