少しのご無沙汰でした!
蛍です。
ばたばたしております!




先日のニノちゃんのお誕生日に載せたお話の、某所バージョン、夜バージョンをこちらにも載せておきます。


あちらでお読みいただいた方、ありがとうございます!
あちらは、ログインされている大人の方のみの公開になっておりましたので、リンクから飛んでも見れないじゃん、だったこととおもいます。すみませんでした。

改めてこちらにも転載しますが、
前半は、こちらに載せたお話と一緒。
後半は、限定記事になります。すみません。

お付き合いいただければ嬉しいです。




















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side N





「ただーいま」


ふう、とため息をつきながら、手に持った旅の荷物を玄関先に置く。
今は旅の真っ最中。
またすぐ出かけるんだから、と、大きな荷物はここのところ、玄関先に出したまんまだ。


中から洗濯物だけを取り出して、そのまま洗濯機につっこむ。
そのまま洗濯機の前にぺたりと座り込んで、グルングルン回る洗濯物を見てた。



ひとりの部屋、ひとりぶんの洗濯物。


しんとした部屋に響く機械音。




つい何時間か前に浴びていた音の洪水が、鳴り止まない声援が、なんだか夢の出来事のように遠く感じる瞬間。




なんか…
ふっと自分に戻る気がして、不思議な時間なんだよね。




はぁ………。



今日もコンサートのあと、バタバタと帰っていった翔さん。
最近のあの人は、忙しすぎる。
寸暇を惜しんで…ってまさに言葉の通り、少しの暇も作らないほど仕事が詰め込まれていて、
俺だったら、できれば遠慮したいってとこ。


それなのに、あの人は…。
忙しければ忙しいほど、やることがあればあるほど生き生きして来るんだから。



まあね?
あの人のそんな顔を見るのももちろん、好きなんだけどさ。
ちょっと無理し過ぎちゃうんじゃないかとか。
無理を通り越して無茶しちゃうんじゃないかとか。
いろいろ考えちゃうんですよ。



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