キスを繰り返しながらさわさわとケツを撫でてた手がスウェットの腰から侵入して、じかに触った。
手が…すごく熱く感じて…迷いなくたどり着いた指が窄まりをくすぐって、
耐えられなくなって、冷蔵庫に背を凭れさせて寄りかかる。
脚がプルプルと震えてるのが下げた視界に入って、猛烈に恥ずかしい。



「なあ…きもちい?」


耳の中に吹き込まれるように囁かれて、ズクン…と熱がさらに集中するのを感じた。



「聞くんじゃ、ねーよ…っ」

「聞かなきゃわかんねーもん」



ねろり、と熱い舌が首筋を辿る。
カタツムリがのろりのろりと歩くみたいに、舌の広い面をゆっくりゆっくり這わせて…肌が粟立つ。





薄暗いキッチンの片隅の、冷蔵庫の前。
リビングの灯りがかろうじて届いて、智の輪郭がぼんやりと見えて。
急速に回るアルコールが目を潤ませる。




崩れそうになるからだを支えるように両手でケツを掴んで抱きかかえられて、
震える俺の足の間に智の片足がぐっと挟まってきて。
太ももを股 間にグリグリと押し付けるように刺激してきて…


「んんっ……」

思わず漏れた声に、智も吐息だけで笑ったのが聞こえた。そして、そのまま手首を掴まれて寝室に引っ張り込まれた。


ぐいぐいと強引に引っ張られる。もつれるようにベッドに倒れこんだ。


風呂上がりの部屋着は一瞬で抜き取られ、気がつけばお互い、素肌を重ね合わせて唇を重ねていた。

くちゅくちゅと音をたてながら貪るキス。
突然キュッと胸の尖を強く摘まれて、ビクッとする。
知らずに立ち上がったお互いのモノがぶつかり合うのを感じる。




「もうガッチガチじゃん…、風呂場で我慢した甲斐があったな」

「くそ…っ、わざとかよ…、っ」

「にのだって、嬉しいくせに」



悔しくて上目遣いに智を睨む。けど、経験からわかってる。
きっともう涙目になってて…それは智を煽るだけなんだ。






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