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「んんっ…、んっ、ああっ…あ…っ」
「相葉ちゃん…き もちい?」
おーちゃんがオレの中に入り込んで、浅く、深くオレを穿 つ。
もう何年もこうしてるから、お互いのいいところもわかりきってて、
おーちゃんは的確にオレを攻め立てて、いつもすぐヘロヘロになっちゃうんだけど…
今日はそれに加えて、唇へのキスも。
中をガンガン突 いてくるのと同じくらい、舌が口の中で暴れまわって、もう何も考えられないくらい、気持ち いい…
苦しいくらいずっと唇を重ねられているから、合間にやっと呼吸ができて、オレはブンブンと頭を振った。
「あ、ほら、それ」
「んっ、ああん…な、にぃ…?」
「初めてんときも、そうやって頭振って逃げたから、やなのかと思って、やめてたんだよ」
なにそれ!
「おーちゃん、しつこすぎるんだよ…っ、あ、んっ」
「いーじゃん、したいんだもん。じゃ、もう我慢しなくてもいいんだよな?」
「んんっ、あ、あ、あ、ああ…っ…や、あああっ」
激しいキスと、腰 の動きがリンクして、もう、なんの抵抗もできなくて…
オレは今日も、ヘロヘロにさせられちゃったんだ…。
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窓から差し込む明かりがカーテンの隙間から顔にかかって、オレは目を覚ました。
いつもちょっと早起きして、運動して朝食をきちんと摂って、ていう生活をするようにしてるから、自然と目が覚めたんだ。
いつもの朝、と違うのは、隣に眠る大好きな人のぬくもり。
オレたちがこういう関係になってから初めて迎える、おーちゃんとの朝。
すうすうと寝息を立てながら眠る顔を見て、この前ソファーで眠るおーちゃんにこっそりキスしたことを思い出した。
あのときは悲しいキスだったけど…
ふふ、って自然と笑みが出て、オレは眠るおーちゃんにキスをした。
寝顔も好きだけど、早く笑顔がみたいな。
いつもオレを癒やしてくれる、優しいおーちゃんの笑顔をね。
「よし!」
一緒に飲むモーニングコーヒーを淹れるために、気合いを入れてオレはベッドから起き上がった。
朝ごはんも食べてくれるかな。
自然と鼻歌も出ちゃう気持ちで、オレはキッチンへと向かった。
おしまい。
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去年の大野さんのお誕生日の頃に書いた、天然さんのお話です。
…このくらいなら…限定公開じゃなくても大丈夫かな…?と思い…普通に公開してみましたけど、どうでしょうか。
二人の笑顔に癒やされて、わたしまで笑顔になっちゃう。そんな天然さんへの気持ちがこもって、なんだかふんわりしたお話になりました。
タイトルをつけるのが相変わらず下手で、
このタイトルも無理やりつけたことを覚えています、が…なぜこのタイトルにしたのかは全く覚えていなくて笑。
意味を調べたら、『不安、心配』だそうです。
…なるほど。
(そのまんまやないかーい)
お読みいただき、ありがとうございました!