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「もう!ばっかじゃないの?何考えてんの!」
その後、ぐったりしたにのを抱えてソファーに寝かせて、もう1 発。
風呂に連れてって洗ってやったついでについ、もっかい。
にのの柔 肌をたんのーして、今、すげー怒られてるとこ。
「おじさん幾つなのよ。もうさあ、こんなことされてたら俺、身体持たないんだけど!」
「えー、だってにのだって喜んでたじゃん。さとしぃ、もっと、もっと、って言ってたじゃん」
「バカ!」
ばしっ、てクッションで殴られる。
「限度があるでしょうよ!しかも……キッチンベトベトじゃんか……ちゃんと片付けろよな!」
「わかってるって。なぁにの、腹へったよー。おでん、食お」
「食おうと思ってたのにあんなこと始めたのは誰だよ!」
「仕方ねぇじゃん、にののほうがうまそうだったんだもん」
「アンタ、ほんとにバカ?」
「あー、腹へった。あっためてくるわ。待ってな?」
「言われなくても動けませんから!」
つんつんしてる。
いくらキャンキャン鳴いても、可愛いしかないな。
顔を赤くしてそっぽ向いてるうちの子犬に、ちゅっ、とキスして。
「すきだよ」
「ばーーか!知ってるっつーの!」
照れ隠しの言葉を背中に浴びながら、鼻歌交じりにキッチンに向かった。
(おしまい)
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大野さんはあまり口に出しては喋らないけれど、
脳内ではめっちゃ喋っている。というイメージ。
そしてセクシーでかっこいい、オスみ溢れるひと、のイメージ。
なので、キッチンでもがんばっていただきました。笑
あえて、直接的な表現をつかうのがうちの大野さんです。
オリーブオイルなふたりで、オリーブオイルぷれい♡笑
どうしても大野さんにご出演いただくと、裏へ裏へと話が進んでしまう。笑
そしてわたしのお話の大宮は、
「余裕の大野さんにキャンキャン噛み付くニノ」
ばかりです。笑
読んでいただきありがとうございました!