強い力で引っ張られるように寝室まで連れていかれて、そのままなだれ込むようにベッドに転がる。
仕事帰りでスーツのままの翔ちゃんが、オレを見下ろしながら、ジャケットを脱いで床に放った。
ネクタイを外しながら睨むようにこっちを見てくる。



「スーツ、シワになっちゃうから…」

「大丈夫だって」

「でも…」

「こっちの方が大事」



仰向けに寝転がるオレの上に、四つん這いになってのしかかる翔ちゃんは、
月明かりに照らされて
ものすごくセクシーで…




いつの間にか、生まれたままの姿になって、重なり合いながら、キスに溺れていく。
触れ合う裸の肌が、気持ちいい…。
ぴたっとくっついて、お互いの鼓動が直に聞こえてくるみたいた。



オレの好きな翔ちゃんの綺麗な手が、オレの肌を撫でる。
胸の尖 りを掠めるように…でも、肝心なところには、触れてくれない。
キスを受けながら、無意識に体をねじる。
翔ちゃんの指が、そこに当たるように…。




「ふふ、触ってほしいの?」

「ん…」




恥ずかしくて、でも…刺 激が欲しくて。
翔ちゃんから目をそらして、頷く。



「ちゃんと言って?」

「え…」

「ちゃんと言わなきゃわかんないよ?」



ふだんは優しい翔ちゃんが、こんな時だけはイジワルだ。
だけど…ずっと待ちわびていたこの時を、無駄に過ごしたくなくて。
ガマンできなくて。



「……触って……」




言うと同時に、翔ちゃんの指が、胸の尖 りをぎゅっと摘んだ。





「ああっ!」


急な刺激に体が跳ねる。


翔ちゃんは、尖 りを摘んだり、扱 くようにしたり。
反対側は、口に含んで、転がすように。
キュッ、と軽く歯を当てられて、ビクビクっと体が震えた。





「あっ、は、あん、んっ」

声が止まらなくなって、手で口を抑えた。



それを見て翔ちゃんの手が、オレの手を口から剥がす。
片手でひとまとめにされた腕を、頭の上で押さえつけられるようにされて、キス。
もう一つの手で胸を弄 られて。


「んっ、ん、ん、うんん、ん」


声は、翔ちゃんの口の中に吸い込まれていく。





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次からは限定で公開です((*_ _))