先日のコラムを見た父から、きみの茨木のり子への関心は知らなかったが、茨木のり子はぼくも注目していたと連絡がありました。

数年前父の著書が新聞に紹介された際、そのなかの幾つかの句が茨木のり子のある幾つかの詩を思い出すと指摘されたことがあるそうなのでした。
本当?そうなの?、私が一番好きな詩人の詩が父と抽象的ながらも関連性があったことと、

父の方が知らない詩もあった意外性の両方に驚きました。

そういえば父の感性はたしかに、彼女のそれにも通じる部分がある気がするなぁとも・・


実家には物心ついた頃から既に何百・千以上??とも思える数の書籍があり、そんな膨大な読書を現在も続けている父が、私にとってはごくあたり前なその詩(汲む-Y.Yへ-)を 今回初めて読んだとは、何事も人それぞれなのだなとも思いながら。

書籍はノン・ジャンルで、文学だけでなく西洋・日本問わずの色々な絵画集、父が大学時代読んだという天才バカボン(漫画コミック)も数冊あったり、私は時折図書館のように利用していました。
まだ制服姿、中学か高校だったかは曖昧ですが「カフカ」「カミュ」「トルストイ」等は本の分厚さの割に小さな活字!であっさり降参しましたが、、


中高時代の自分の愛読書といってまず浮かぶのは銀色夏生さん、懐かしい!また読みたいです。
幼・小学生の頃は、マザーグースのうたがお気に入りでした。
どちらもそういえば詩です、詩は短い文章ですし、解釈も自由、難なく心に入り込むのかもしれません。
心地よいリズムも音楽に通じる気がしますし、実際谷川俊太郎さんもそんなニュアンスを仰っていたと思います。


谷川俊太郎さんといえばマザーグースのうたの翻訳者でもあり、だいぶ前になりますが「武満徹 マイウェイ・オブ・ライフ」ケント・ナガノさん指揮のオーケストラを友人に招待戴いたとき、彼女の知人谷川賢作さん(俊太郎さんのご子息)もみえ、チケットにサイン等戴いたことがありました。
その帰り際女優の岸田今日子さんとすれ違い、少しだけお話をさせていただきました、

さりげない中でとってもお洒落で、やはり素敵な方でした。
その約1年後 訃報を伺いましたが・・


谷川俊太郎さんは茨木のり子さんのご友人でもあったようで、谷川俊太郎さんの詩も好きです。