いろんな記事が出ているし、テレビでも何度も放映されているこの事件。

何か私も心がギュウっと締め付けられるようでどこからどう書いたらいいのか
わからないけれど、何かを伝えたいと思うので。。。

このいじめのスタートってこんなことでは?

いじめって誰かが(加害者)一人ターゲットを決めて
ターゲットとなる生徒(被害者)を仕留めて『からかい』や『暴力』を振るい始める。
周りの生徒たちは
見て見ぬふり
あの子とはかかわらない方がいい。
被害者がだんだん一人ぼっち・孤立する。
それも今まで仲が良かった友達からも無視されるようになる。
今まで放課や部活、帰宅するときいつも一緒にいた友達までもが。。
そこで被害者は孤立した自分に気が付く。

つまり自分には味方になってくれる友達がいないということに気付く。

こうなると加害者は日に日に増加し、複数の生徒が同類となり
本格的ないじめがスタートする。

すでに味方がいない生徒は追い込まれていく。
学校へ行ってもだれにも相手にされない。
何も悪いことをしたわけでもないのに。

加害者生徒はいじめという行為をまるでゲームのように
楽しむ。
次はこうしてやれ。こうしよう。。いやいやこの方がおもしろい。
次々にいじめゲームはエスカレートしていく。
そんなとき、被害者の気持ちなんて考えない。
加害者生徒は被害者の悲痛な顔や困っている姿をみて楽しんでいるのだから。

一番つらいのは友達と思っていた生徒も加害者グループに属す、
またはそれに近いところでこのいじめゲームに参加していることかもしれない。

被害者生徒にもプライドがある。
親だけには絶対に知られたくない。
どうやって解決しよう。でも、クラスのみんなからは無視されている。
相談するなら先生しかいない。
先生を頼るしかない。
先生助けて。

そんな思いで被害者生徒は学校に通っていたのでは?と思う。

担任教師と被害者生徒の日々やりとりしたノートが公開されているが
生徒は必死で助けを求めていた。

しかし、担任教師による被害者生徒は救済できなかった。
被害者生徒は『もうダメだ』と感じたのだろう。

被害者生徒は日に日に死の恐怖よりいじめの恐怖の方が大きくなっていったのだろう。
これは尋常な心の状態ではない。
そこまで追い込まれていたのだ。

まだ中学2年生
その死の恐怖といじめの恐怖が大きくなったり小さくなったり
毎日、その一分一秒が辛かったはず。

助けを求めて大人を頼ったが誰も助けてくれなかった。

そんな気持ちを加害者生徒は理解していなかっただろう。

加害者生徒が今、どんな気持ちで生きているのだろう?

加害者生徒の保護者はこの事実を知っているのだろうか?
わが子が起こしたこの事実を。

また、友達は?

こうやって自殺してしまった被害者生徒。
亡くなってしまっても関わりたくないと思う友達や
クラス、学年の生徒たちもいるだろう。

もし、関われば、今度は自分が被害者になってしまうとおもう恐怖心。
これは保護者も同じだろう。
これが本音ではないかと思う。

この本音があるからいつまでたっても、いじめが無くならない。
事実がわからないまま終わる原因と考える。

この事件がどう展開し、どう解決していくのか?

しっかり見ていきたいと思っている。