哀しくなる
夜空を見上げる
濃紺に散らばった光のツブ
呼吸を深く吸わせてくれる
寂しくなる
夜空を見上げる
暗幕の天(そら)に煌めきのカケラ
壮大さに包まれ安らぎを知る
©Vector Open Stock星はなんでも知っている
人の憂いも悲しみも
喜びも思い上がりも
寂しさも絶望も
楽しみも嘘も
怒りも真実も
そうして明日からの人の未来も
星はなんでも知っている
いいえ
星はなんでもは知っていない
たった今
宙で輝く星々に勇気をもらった
でもそんなこと
星は知らない
誰かに何かを与えているなんて思ってもいない
ただ与えられた命のまま
自分を全うするだけ
©geralt人は色んな星を繋げては星座と呼ぶ
あんなに遠く離れた星と星
見えない線で結ばれて何かに例えられていて
いろんな意味を司る
でも星は知らない
自分が星座の一つとなり誰かの希望になっていること
破れそうな心にどしゃ降りの雨
ずぶ濡れの体が寒くて痛い
雨雲で隠れたその下で雨に打たれる瞬間(とき)の表情
星は知らない
星はなんでも知ってはいない
この地に立たつまでは知らないこと
たくさんある
