介護への道、娘が導いてくれた 付属池田小事件13年 | ビーツ ヘッドホンのブログ

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 児童8人の命が奪われた大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の殺傷事件は8日、2001年の発生から13年となる。犠牲となった塚本花菜(かな)さん(当時7)の母、有紀(ゆき)さん(47)=兵庫県宝塚市=は今秋、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格試験に臨む。事件を機にホームヘルパー2級をナイキ kd7 得して5年。娘のことを常に思いながら、新たな一歩を踏み出そうとしている。

 13年前の光景が頭から離れたことはない。あの日、駆け付けた病院のベッドで、花菜さんはすでに息絶えていた。医師から「温かいうちに娘さんにさわってあげてください」と言われた。眠っているようだった。「助かったとしても包丁の傷が脊髄(せきずい)まで達しているので、普通の生活はできなかったでしょう」とも聞かされた。

 気が動転し、しばらく何も手につかなかった。だがある日、障害がある子どもと母親に会った時、「娘にも介護が必要だったかもしれない」と思った。ひとごとと思えなくなり、介護の仕事を志した。