年収300万で結婚できる男、捨てられる男 | ビーツ ヘッドホンのブログ

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(プレジデントオンライン)

PRESIDENT 2012年5月14日号 掲載

年収300万円を切った途端、既婚率が急落するのは確かなようだ。「しょせん、女はカネか」と嘆くのは簡単である。しかし、低年収ながら意中の伴侶を得た男は、実は少なくない。女性たちは、彼らの中の何に惹かれたのか?

■「赤字でもない、トントンくらい」

2011年、内閣府が発表した調査によると、「年収300万円」が結婚の境目という(図)。男性の既婚率は、20代?30代では年収300万円未満が8~9%で最も低いが、300万円以上だと既婚率は約25~40%弱に跳ね上がる。ちなみに男女ともに年収が上がれば上がるほど、既婚率も上がる。

また、厚労省が行った第9回21世紀成年者縦断調査(2002~10年に同一人物を調査)では、「初職で正規の仕事をしている者のほうが、今回調査時までに結婚を経験する割合が高い」、つまり男女とも最初に非正規の仕事に就いた人より、正規の仕事に就いた人のほうが多く結婚している。

ただ、年収が低くても、非正規職でも結婚する人はエアジョーダン ナイキ エアマックス ている。同じ年収300万円程度で、結婚できる男とできない男の差はどこにあるのだろうか?

兵庫県に住むタカギさんカップルを訪ねてみた。妻ミカさん(32歳、専業主婦、妊娠7カ月)と夫ケンイチさん(31歳、設計関係)は2人とも4年制大学卒。2年間同棲して昨年結婚したが、ミカさんが妊娠を機に仕事を辞め、今はケンイチさんの収入350万円のみで生活している。

JR神戸駅から電車で1時間の郊外にあるマンションは、築18年とはいえきれいにリノベートされている。家賃は3LDKで7万円。リビングの真ん中にはソファ。ガラス張りの本棚にはCD、一眼レフカメラとドラクエのフィギュアが。国産車も所有する。つい最近まで共働きだったとはいえ、思ったよりずっとモノが豊富だ。

友人との飲み会で出会った2人の結婚のきっかけを尋ねると、ミカさんは「優しくて、合わせてくれるから」と笑う。ミカさんの前職は舞台美術関連で、仕事はかなり不規則。「徹夜とか泊まりでスケジュールが見えないのに、まめに連絡を取って、私に合わせて会う時間をつくってくれていたから。これまでは、会えないし連絡も取りづらいので、付き合っても別れるパターンが結構多かったんです。でも、頑張って連絡取ってくれて(笑)、夜ご飯だけでも会ってくれたりとか、そのあたりが好印象でした」と言う。

ケンイチさんのほうがひと目ぼれで「頑張った」というのが真相のようだ。

「年収に関係なく、マメに頑張る男性」というところが結婚のポイント1。同棲中も、2年間の共働き婚時代も、家事や家計をお互い協力している。

「洗濯と食器洗い、すごいしてくれる」とミカさん。ケンイチさんも「それが主な家の仕事です」と言う。「仕事があるときは泊まりこみ。仕事がないときは時間があるという極端な生活だったんで、それはお互い協力せな無理やん。やっていかれへん」(ミカさん)。“協力してやっていこう”という柔軟性がポイント2。逆に低収入でも「俺が養う」意識が強い男性は、なかなか結婚には至らない。

しかし固定費が月12万円というから、手取り月18万円の給料だと、かなりギリギリの生活にはなる。

「赤字でもない、トントンぐらいです。食費とか日用品は月4万円に収まるように、妻がうまくやりくりしてくれているんです。給料日に4万円渡して、これで今月はお願いしますって」


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